もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

石川県第19回災害対策本部員会議

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1月12日16時〜 石川県第19回災害対策本部員会議での被災自治体の市長、町長の発言要旨を投稿いたします。
 
1人でお風呂に入ることができない方(介護が必要な障がい者の方や高齢者の方でしょうか・・・)が、発災後、1度もお風呂に入っていない方がいらっしゃるとの志賀町長の発言に胸が痛みます。一刻も早く移動入浴車と人の手配が必要です。
このままでは、珠洲市らしい伝統的産業が何もなくなってしまう・・・伝統的産業含む中小企業・小規模の事業者への支援も抜本的に強化させなければなりません。
また、七尾市長からボランティアが求められており、海からのルートが提案されました。
他の被災自治体も同じ思いだと思います。
知事も判断する時期と発言していました(まだ決まっていない)。
 
🔷輪島市長 発言要旨
・ご支援に心から感謝。
・応急仮設住宅の着工(農村ふれあい広場 30戸、キリコ会館多目的広場 20戸)、応急危険度判定の対応、1・5次、2次避難所への手厚く柔軟な対応に感謝。
・現在、輪島市では、孤立集落解消プロジェクトを立ち上げて、孤立集落の解消に向けて鋭意取り組んでいる。地区の方々との話を順次進めている。
・1・5次避難所の申し込み状況は現在550人となっている。本日分を入れて103人が既に移送済み。
・2次避難所は、申し込み状況は274人とまだ少ない状況。引き続き避難者のご理解をいただけるよう取り組む。移送済みは本日分を入れて98人。
 
1月12日16時〜 石川県第19回災害対策本部員会議
🔷珠洲市長 発言要旨
・皆様に感謝。
・昨日お願いした郵便局に関する要望、迅速に対応いただき感謝。
・珠洲市において1・5次、2次避難を円滑に進めること、そして応急仮設住宅の整備を円滑に迅速に進めること、これが目下の課題。
・明日1・5次避難で17名、2次避難で約70名の方を予定。2次避難の方で1月14日以降約180名ほど予定。受入れ体制と歯車が上手に噛み合うように、何卒よろしくお願いしたい。
・応急仮設住宅については、本日、正院小学校グラウンド( 40戸)、みさき小学校グラウンド( 25戸)、で着工いただいた。今後、市内全域において本当に件数も多くなる。できるだけ各地区がそれぞれにあまりタイムラグなく着工をしていければありがたい。今後とも連携よろしくお願いしたい。
・本日も私は各地区の一部避難所を回らせていただいたが、地域経済、まだ先の話だが、珠洲市における伝統的産業、揚げ浜式製塩、地酒、珪藻土、鈴焼き、木炭、こういった産業が本当に度重なる地震、特に今回の地震で本当に壊滅的な状況になっている。これを今後、いかにして立て直すか、再建するか、相当な困難な事案になると思うが、是非とも今後、国・政府の方で支援スキームもお考えいただければ。本当にこのままでは珠洲市らしい産業は一切なくなってしまうということになりかねない。本当にそれに対して危機感を感じております。どうぞよろしくお願いしたい。
 
1月12日16時〜 石川県第19回災害対策本部員会議
🔷穴水町長 発言要旨
・避難者数は1876人。避難所数45ヵ所。
・石川スポーツセンターへの1・5次避難。これまでの希望者42名に対して、本日までに20名移送。昨日22名と申し上げたが、2次避難と合わせた数字で1・5次避難の人数は20名を移送させていただいた。
・2次避難については17名の希望があり、これまでに12名を移送。
・町立学校の再開に向けて本日、文科省の応急危険度判定士が3名、町内の学校を調査に入っていただいた。文科省において要請に早急にご対応、感謝。
・本日から中学校3年生にタブレット端末を配布し、接続テストを行い、来週の水曜日からオンライン授業を開始する予定。
・県立穴水高校の町道と高校の校舎を結ぶ道路が大きく崩落しているため、校舎の損傷と合わせて、高校再開の目処が立ってない。この道路の復旧が遅れると、高校の再開はもちろん、今後の高校の生徒募集に大きな影響があると思われる。
・ケーブルテレビの復旧について昨日報告。早急に総務省政務官はじめ内閣府、各方面よりご支援の申し出を受けた。感謝。まだ復旧には時間がかかると思うが、早期の復旧を目指したい。罹災証明の発行に伴う住宅関連の相談窓口を1月23日に開設予定。それまでに家屋の被害認定調査を先行して行い、23日以降申請、即日発行を目指してまいりたい。
・「Starlink」(衛星通信サービス)の追加があったので、町内のクリニック3カ所に設置。
 
1月12日16時〜 石川県第19回災害対策本部員会議
🔷能登町長 発言要旨
・これまでのご支援に心から感謝。
・残念ですが、また災害関連死2名。
・1・5次避難については声かけを実施し、本日から県にバスを提供、いただいて移送が始まった。
・今日は1・5次避難で22名、2次避難者が4名。特段の混乱なく移動していただいた。
今後、取組を実施し、二次避難の理解を深めて、避難につなげていきたい。県におかれましては、引き続きバスの対応を始め、継続的な支援をお願いしたい。
・避難所の環境改善、本当は避難していただければいいが、長期化することも見据え、大きな避難所を中心にダンボールベッドの設置の準備を進めているところ。
・罹災証明の発行等、1月9日から罹災証明の申請受付を開始。来週15日から5班体制で調査を実施する予定。22日以降、被害の大きい地区の沿岸部において全棟調査を実施したいということでさらに5班体制を追加したい。町の職員の負担軽減のためにも是非とも職員の派遣についてご支援をお願いしたい。また、国においても、罹災証明発行事務の一層の簡素化に向けて、是非柔軟な対応をお願いしたい。
・上下水道の復旧については、道路の復旧と一体となって計画をすることが必要。上下水道また公共下水道は関係機関のご尽力で、今、調査、復旧作業を行っていただいているが、当町にある集落排水の14箇所や浄化槽については国や県からの復旧に向けた動きが感じ取れず、遅々として進んでいないのが現状。町の担当課には専門的な技術職員が不足しておるため、是非県にリーダーとなっていただいて、道路、上下水道を一体復旧に向けて動いていただきたい。喫緊の課題、早急な対応を何卒お願い申し上げる。
 
1月12日16時〜 石川県第19回災害対策本部員会議
🔷七尾市長 発言要旨
・あらゆる面で迅速に対応に感謝。
・被害の状況の変化。道路の通行止め規制が前回の3件増えて161件。土地災害の恐れによる避難指示の発令区域が1箇所増えて4箇所。今、現状で32世帯66名が対象。
・本日から災害廃棄物の仮置き場の設置が開始。午前中12時現在、受付台数が137台。今後、これらの片付けのボランティアが本当に必要になってくるのではないかと考えている。ただ、今道路の事情があるので、その受入れ体制として一つの案だが、七尾には七尾港がある。七尾港を活用して、人、物の搬送、ボランティアであったり、作業車等の搬送ができないかぜひ検討していただきたい。
・今、ナッチャンWorldという船が来ている。それには車両も積めて、人もかなり積める。そういうものが往復していただければ、多くの方が道路を使わずにこの七尾にやってくることができるのではないか。
・また1月22日にJRが七尾駅まで来るということで、七尾市の方では災害サポートレンタカー、これは無料で軽トラックでがあったり、そういうものを無料で貸し出すような体制も整っており、ぜひ災害ごみ、廃棄物など片付けのボランティアの受け入れについて検討の方をよろしくお願いしたい。
 
1月12日16時〜 石川県第19回災害対策本部員会議
🔷志賀町長 発言要旨
・本日、岡山市さん、横浜市さんから、それぞれ20名ずつ計40名の支援職員を分けていただいている。うちの町の職員の負担が軽減され、また復旧の業務が円滑に進むことを期待している。引き続きの安定した人的支援をお願いしたい。
・町内の現在の避難所の状況について、避難している方々については少しずつ減少している傾向があるが、本日、自主避難所、これまでは町が開設した指定避難所のみで集計を行っていたが、本日、自主避難所の調査集計ができた。自主避難所の方で405名の避難の方々を確認。これにより1200名余りの避難者が確認できた。それでも全体的には少しずつ減っていっている傾向、引き続きの人的支援をいただきながら避難所の解消に向けて今後も活動してまいりたい。
・避難所の感染症対策及び環境改善について。感染症対策避難所を開設して対応してきたが、まだまだ過密状態の避難所もあり、また感染症対策避難所も定員を超えた場合にその受け皿が必要になってきている。そこで、一時的なスペースとしてトレーラーハウスというものを要請したい。このトレーラーハウスについては、神奈川県の黒岩知事から派遣いただいた危機管理アドバイザーの国崎氏からご提案をいただいている。
・台数は10台ないし20台希望。
・ダンボールベッドを要望したところ、早速支給された。感謝。この後、パーテーションも併せて発送いただく予定と聞いている。引き続きよろしくお願い。
・能登中核工業団地の企業への復旧支援についてお願いをしたい。中核内の企業の方々、何名かお越しいただき、工場内、大変な被害、損壊と聞いている。これらの復旧に多大な費用がかかるということで、そういった企業の再開に向けた費用面での様々な支援をお願いしたいと聞いている。ぜひご検討いただければ。
・移動入浴車による支援についてお願いしたい。断水が今後も長期間見込まれる中、自衛隊をはじめ様々な機関からのご支援により徐々に入浴できるようになってきている。感謝。一方で、お一人では入浴できない方もまだまだ多く、発災以降未だ入浴ができていない方も多いと聞いている。過去の災害では、移動入浴車などによる支援があり、厚生労働省さんが作成されたリフレットも拝見した。本町の移動入浴車は保有しているが、現在の志賀町の入浴ニーズに対して全く足りない状況。国・県においては、災害時における入浴支援についてご助言はじめ、車両の手配などをお手伝いいただけると幸い。
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