もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

石川県第17回災害対策本部員会議

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1・5次避難所、2次避難所(まだ182人)への移行が少しずつ。加速化が必要。
2次避難所の受け入れ可能人数は216施設6207人/日。
ただし
避難所には、2万5770人
孤立集落等には、22地区3124人残されています。
まだ行政がつかみきれていない自主避難者もいます。
 
 
 
1月10日16時〜石川県第17回災害対策本部員会議での被災自治体首長の発言をご紹介します。
 
ゴミに関するご要望が相次ぎました。
2次避難は、まだまだ少なすぎる状況(※別の投稿参照)で、加速化が求められています。
七尾市長の「NPO市民航空災害支援センターがヘリを持っていると。ヘリでいろんな物資を運びたいけれども、能登半島の上空は規制があって飛べない。」との発言。早く物資を運べるようにしてほしいです。
 
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国土交通省航空局安全部安全政策課に確認いたしました。
警察、消防、自衛隊、海上保安庁などの救難救助、支援物資輸送以外は、飛行の自粛の通知を出しているとのこと。
NPOの方が自治体のご要請もあって支援物資を運ぶという目的であれば、問題なく飛んでいただけるとのことでした。
(1月11日確認)
 
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🔷輪島市長 発言要旨
・連日のご支援に心から感謝。
・亡くなられた方が2名増え83名。緊急通報による捜査、そしてまた救助活動が未対応なのは、残り3件のところまで来た。
・今日は2件だけお話
・1.5次避難所そしてまた2次避難所への移送、感謝。
希望者の移送、今日は10名。今後は多くの方々に周知し明後日頃から増えてくると思う。
・今日は南志見(なじみ)地区がヘリコプター等によって搬送をしていただいた。
 今後数日をかけて南志見地区全体として移送していただく、金沢、そしてそこへ移るということであるので、よろしくお願い。
・門前町七浦地区が孤立していたが、今工事中、一生懸命復旧作業を行っており、金曜日ぐらいからも時間制限があるものの何とか通行可能となりそう。何とか孤立を解消いたしたい。
・あと残るのは西保地区。ここはどうしてもヘリコプター等によって搬送してもらわないといけない。ここの皆さんが非常に疲弊しているということで、よろしくお願い。
・ごみの回収車、パッカー車を5台ほど以前から依頼中だが、まだ輪島市には届いていない。現在は市内、市街地、門前町も合わせて4台と、あと別の地区の数台でなんとか避難所のごみを集めているような状況。市内の一般の方々のごみは全く放置されたままで、あふれかえっている。至急、少なくとも10台はパッカー車が来ていただかないと、こうしたごみに対して対応できない。よろしくお願い。
 
石川県第17回災害対策本部員会議
🔷珠洲市長 発言要旨
・石川県、国、関係機関の皆様方におかれましては、様々な要望に対して迅速に対応に心から感謝。
・10日目となりまして、インフルエンザをはじめ、体調を崩す方が増えてきている。
もともとご自宅で寝たきりの高齢者も含め、市外で医療支援を受けられる避難所に移動していただくことが喫緊の課題。
・県のリエゾンの方々も交えた担当チームを立ち上げた。今後よりスムーズに移動が進められるように連携をお願いしたい。
・ゴミの収集。現在、福井県、県内からもゴミ収集車を出していただいているが、なかなか間に合っていない。もう少し増強していただきたい。
 
石川県第17回災害対策本部員会議
🔷穴水町長 発言要旨
・今、穴水町の避難者数は2165名となった。
・水道については、本日夜間に漏水調査を実施し、病院まで何とか通水する予定となっている。
・石川総合スポーツセンターへの1・5次避難については34名の申込者があり、移動日を調整中。
・福祉施設入所者についても、被災地外への施設への避難移動について希望者を募って受け入れ先を調整したい。
・内閣府より(衛星ブロードバンドサービス)「スターリンク(Starlink)」4台追加提供いただき、4カ所の避難所に設置。
・物資については、ブルーシート、紙皿、紙コップなどの物品が不足。におい対策の消臭剤の要望も出ている。
・11日より家庭ごみの収集を再開。
・11日より町道の復旧支援のため新潟から一班現地入りしていただくことになっている。
・学校再開に向けては生徒の居場所や学用品の現況などについて調査を実施し、その結果を踏まえて不足する学用品の準備に入る。
・中学3年生については受験を控えているため、今後、オンライン授業などの再開を検討していきたい。
・ご支援について、関係支援自治体、機関の皆様に感謝。
 
石川県第17回災害対策本部員会議
🔷能登町長 発言要旨
・関係者の皆様方のご支援、本当に感謝。
・災害関連死というのは2名追加された。いずれも避難所に避難した後にお亡くなりになられた。非常に残念な結果。
・ブルーシートにつきましては経産省の方にはお願いをしている。紙コップ、紙皿、割り箸等の物資が不足。
・施設が稼働できていない状況で、ビットもいっぱいの状態でごみの収集ができない状況。なんとか取りまとめていただいて、一般ごみの収集、処分を行いたいと思っているので、何とかお力添えをいただければ。
 
石川県第17回災害対策本部員会議
🔷七尾市長 発言要旨
・被害件数の状況で変更があった点。道路に関しまして通行止め、交通規制が新たに10件プラスされまして148件。
・市の職員の疲労がかなり溜まってきて、「もう限界」という声も聞こえてくるような中で、
様々な手続きがスタートする。できる限りの簡素化をお願いしたい。
・国税の申告期限延長ということで、昨日、金沢国税局のホームページを見ると、そうなっているが、起点の明確化がされていないということで、スタートが同じであれば我々の業務というのは変わらないので、その起点をいつからというところを、通常であれば災害があった日から2カ月以内とかそういう形になると思うので、その辺を再度確認したい。
・ごみの運搬について、我々のごみ処理施設も水がないと対応ができない。今現在、衛生ごみだけを回収。ただ、一般ごみもどんどん溜まっている状況なので、他の自治体との協力も得て、ごみの収集をお願いしたい。
・確認をお願いしたいが、NPO市民航空災害支援センターがヘリを持っていると。ヘリを持っていろんな物資を運びたいんだけれども、能登半島の上空は規制があって飛べない。この辺を緊急的に解除してもらえないかというような要望があった。様々な物資をこのNPOが運搬できるということなので、この辺が可能かどうかということをまた確認をお願いしたい。
 
石川県第17回災害対策本部員会議
🔷志賀町長 発言要旨
・連日の皆様のご支援に感謝。
・今現在、避難所における感染症の拡大に伴って、町内に感染症を受け入れて隔離するための施設を近隣の宿泊施設を活用して開設。
・町内の小中学校の再開に向けて具体的なスケジュールの検討に入った。被害状況も地域で異なることから順次再開する予定。
現在、避難所になっている学校については、今後の避難所の方針はじめ、上下水道の状況、給食の用意、清掃スケジュールの検討などを確認することが必要になってくる。
・1月7日より罹災証明発行の受付を始めました。本日の午前中までに1303件の申込みを受け付けた。
・賃貸型応急住宅の受付については、現在入居希望者が99人、受付件数としては40件の受付。
・要望事項。開設した感染症の患者を受け入れる施設での人員不足。
保健師、看護師などの医療スタッフ、介護職員などの派遣をお願いしたい。
・学校の再開を進めていく中で、さらなる人的支援、物的支援をお願いしたい。
・保育園や放課後児童クラブの再開についても同様に人的、物的両面から支援をお願いしたい。
・引き続きの子どもたちの心のケア、これが継続的に必要となる。メンタルケアの専門家などの派遣をお願いしたい。
・避難所に避難されている方々の声をお聞きすると、今後の住まいについて大変皆さん不安に思われている方が本当に多い印象。住宅支援について、2次避難所、賃貸型応急住宅、いわゆるみなし仮設住宅、あるいは応急仮設住宅など、いろいろなメニューがある。
また、事前に罹災証明などを取得する必要があるなど、被災された町民にとっては全体像が分かりにくい印象。できることなら被災地共通の分かりやすいチラシ、絵や図を多用した一枚紙を県の方で作っていただけると住民に説明しやすくなるのでお願いしたい。
・罹災証明業務をさらに加速するためにさらなる人的支援をお願いしたい。
・今避難されている方、要配慮者、どうしても社会的な弱者の方が多くなってきている。快適トイレ、パウダールームカーなど要配慮者に対応した仮設トイレをお願いしたい。
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