もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

石川県第14回災害対策本部員会議

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避難所など➡︎いしかわ総合スポーツセンター(1区画2人程度で500人程度)
※現在、避難所は2万8821人・・・500人では足りない。
明日8日から受け入れが可能とのこと。
ただし、高齢者、障がいがある方、妊婦、未就学児など要配慮者と家族が優先。
その後、健康状態、ニーズを聞き取り、ホテル・旅館・介護施設とマッチングとの説明。
(1月7日 石川県第14回災害対策本部員会議)
 
 
石川県第14回災害対策本部員会議をみて痛感するのは、避難所の環境が劣悪で感染症も拡大する中で、すぐに2次避難、ホテル・旅館も含んだ仮設住宅、仮の住まい確保が必要なのに、規模が小さすぎるということです。
1・5次避難でスポーツセンターというが、500人では間尺に合わない・・・。
国が強力なバックアップをする必要があります!
 
 
以下、石川県第14回災害対策本部員会議の被災自治体首長の発言要旨。
【1月7日16時〜第14回災害対策本部員会議】
 
🔷輪島市長 発言要旨
・支援に感謝。
・余震、雨によって山腹の崩壊が続いている。新たに2つの河川で崩落土が河川を堰き止め、この状況が悪化すると避難所の避難の指示という状況となる。
・大規模な地滑りの兆候がある地区があり、避難指示を出した。
・避難した方に避難していただく場所がない。市街地の避難所もこれ以上は避難は無理。使い物にならない学校は、避難所としても使えない。
・今の避難所はぎゅうぎゅうづめのためにノロウイルス、コロナなど発生している。ダンボールベッドの設置もぎゅうぎゅうづめのために設置が難しい状況。1日も早い避難所確保を。
・明日からのいしかわ総合スポーツセンターの受け入れ開始は本当にありがたい。(ただし、スポーツセンターは500人程度を想定。輪島市さんの避難所避難者数は1万1932人。さらに大規模な人間らしく暮らせる避難所確保を早急にしなければならない。)
・2次避難所の確保を支給お願いしたい。
 
🔷珠洲市長 発言要旨
・おかげさまで物資は順調に届いている。各避難所、地域に届けることができている。それぞれの避難所・地域にニーズに対応する段階にきている。例えば、避難所で水は足りているので、これをもっと送ってほしいという段階まできている。DMATの方含めて薬もお渡しできるようになってきている。感謝。
・浜松市、福井県のご協力で本日より改めて避難所のライフラインのチェックと避難者全員の把握を行っている。LINEを活用してチェックシートで避難者を確認するということを進めている。こちらの情報については安否確認にも反映していただきたい。
・仮設トイレとバキュームについて、仮設トイレが64機をバキューム3台で回っていた。明日くらいまでに108機までに増える。エリアも拡大する。バキューム、せめて2台、本当は3台ほしい。応援バキュームの動きを見ていると七尾、金沢を経て珠洲に来られ、仮設トイレのバキュームに回って、別のところへ行って吐き出して、また七尾等に帰っている。これですとオペレーターが疲れると思うので、もっと近いところで吸い込んだバキュームを下すことができないものか。そのあたりの改善も含めてバキュームの増強をお願いしたい。
 
🔷穴水町長 発言要旨
・死亡者11名、安否不明者9名。
・孤立集落1地区。車の往来は不可ではあるが、物資のやりとりはできている。
・給水作業については14自治体のご協力を得て、7箇所で給水ポイントを設けて給水を行っている。
・水道復旧に向けて神戸市さんの協力を得て、町内の漏水箇所の確認を順位進めている。
・地域の簡易水道については、まだ復旧のめどは立っていない。
・仮設住宅について現在10箇所145戸の建設を進めていく計画を県と協議を進めていく。
・明日、自衛隊さんの協力で入浴と炊き出しをそれぞれ2箇所で行う予定。
・被災者の状況で、福祉ニーズの強い被災者の移動について少し協議進めたい。施設なり他の避難所、もしくは町外の受け入れ施設を検討したいと思う。
・物資のニーズについては、水、食料品については比較的どの避難所についても安定してきている状況。今のニーズとしては消毒液、ウェットタオルなどの衛星用品、ブルーシートなどの備品、着替えなどの衣料品のニーズが多くなってきている。
・物資の受け入れについては、受け入れ、仕分け、輸送については今後、自衛隊の方にお願いしていく計画。その分、職人の災害対応と通常業務、被災者支援に力を向けることを計画している。
 
🔷能登町長 発言要旨
・感謝。物資の方は順調に入ってきている。
・被害状況は変わらず、建物調査は調査中。
・歩いて老人福祉施設に物資を運ぶことができるので、今しばらくはこのまま様子を見るということでお願いしたい。
・仮設住宅の建設に向けてスタートしたわけだが、災害救助法のホテル・旅館を借り上げて仮設住宅ということになるけれども、当町におきましては水道の供給ができないため、提供できる施設がない。何卒県からの割り当てをぜひともお願いしたい。
・自衛隊さんの協力によって来週以降、お風呂を3箇所開設する予定。お風呂も入れる状況になってくるが、洗濯については災害現場でどうなのかご教授いただきたい。
 
🔷七尾市長 発言要旨
・被害状況について道路の通行止め、交通規制が123件、前回100件だったので23件増えている。
・避難の状況について、私自身、避難所を回ってきて、避難されている方の疲弊を感じる。これからは医療スタッフに合わせてカウンセラーが必要になってくるのではないか。
・管内において空き巣や詐欺商法という話があるので、情報発信をすると同時に屋外スピーカー等を利用して牽制を行っている。
・七尾市が復旧することによって奥能登への支援が行いやすくなる。そういう取り組みをスピーディに行っていただければ。
 
🔷志賀町長 発言要旨
・ご支援に感謝。
・避難所は、町が開設した指定避難所18箇所から4箇所閉鎖し、今14箇所運営。避難しちえる人数も減少傾向だが、車中、自主避難所がまだ把握できていない。引き続き調査を進めたい。
・災害ゴミの仮置き場を今、町内で2箇所設営する準備を進めている。
・避難所では、感染症が少しずつ拡大してきている。保健師あるいは看護師等派遣して対応に当たっているが、少しずつ増えているのが止まっていない状況。県からのご指導、ご支援ををいただきたい。
・本日より、罹災証明書発行、応急賃貸住宅の申込受付を開始した。国県、他の自治体からの人的支援によって受付業務、滞りなく進んでいると聞いている。感謝。
・断水状況の復旧に向けて、日本水道協会への応援復旧という形で検討を進めている。
・自衛隊の方々から物資の輸送、給水作業と色々とご協力いただいているが、さらに入浴施設の開設準備中。
・これから寒さが厳しくなっている。栄養の面からも温かい食べ物、炊き出しの方もできればお願いしたい。
・ただいま町内の幹線道路、2つの地点を通るのは1本しかない。大きな余震が続く中で、その1本が仮に寸断されると孤立状態になってしまう。土砂崩れにより通行止めとなっている国道の早期復旧を望む。
 
 
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