もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

第13回災害対策本部員会議の概要

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1月6日16時〜第13回災害対策本部員会議の概要です。
この記録は、現在の問題を把握するとともに今後の災害対応にも必ず役に立つと考えて作成しています。
 
🔷石川県知事 発言要旨
・死者100人を超えた。これまでにない未曾有の災害。
・石川県の災害危機アドバイザーの 室﨑益輝先生からも想定を超えた災害であり、これまでの経験則を超えた大胆な対応が求められるとアドバイス。
・能登を守るために「非常事態宣言」を行う。一部の職員だけに負担がかからないように職員全員が災害対応を行う体制とした。
・これまでも(被災)6市町に対しては計12人のリエゾンを派遣するとともに、物資の搬送拠点である産業展示館には30人以上の体制を敷いてきた。また、政府側との調整役として、西垣副知事をトップに20人規模のチームを編成。この体制を増強する。具体的には、例えば6市町に県職員もローテーションを組んで事務職、技術職、満遍なく各10人、合計で60人程度派遣し、職員全員がこの災害に対応する体制とした。
・二次避難所の被災地以外の旅館・ホテルの今、準備を進めているところ。その前段階として、いったん、水、暖房、トイレのある石川総合スポーツセンターに避難者をあさって(1月8日)にも入ってもらう計画。
・本日、孤立集落、要支援集落等の被災者の約80人が小松市において受け入れていただくことが進められている。小松市に感謝。
・災害関連死を防ぐことに尽きる。過去の大災害でも、直接の死者よりも災害関連死が大変多く出ている。そんなことのないように対応したい。
・被災者再建支援制度、適用。←全壊でも最大300万円という住宅再建のための支援。中規模半壊以上の被害。不十分だと繰り返ししてきた制度。
・県独自の制度、半壊で100万円も発動する。
 
🔷輪島市長 発言要旨
・ヘリによる孤立集落から避難者の搬送が始まっている。感謝。ただ、輪島市では避難所は満員で、孤立集落からの避難者を受け入れる余裕がない。1日も早く2次避難所の開設を重ねてお願いする。
・今、孤立集落から市街地のマリンタウンへヘリで運んでいただいて、その後は、能登空港の行政センターまで運ぶ段取りとなっている。マリンタウンから行政センターまでは市の方で何とか運べないかという話が入ってくる。急に入ってきて、市の方でも手が回らず、対応に苦慮している状況。孤立集落の方々をヘリで能登空港行政センターまで運んでいただくようになんとかできないか。
 
🔷珠洲市長 発言要旨
・珠洲市における亡くなられた人数、残念ながら現在38名。色々と各地区の状況を把握をするとさらに増える状況。
・各地区、応急仮設住宅を必要とされる方がおよそ8割ほどになるのではないか。
・発災後、これまで1番困難を極めた大谷地区・外浦地区の状況の把握ができなくて、非常にやきもきしていたが、今日お昼ごろ、概要をつかむことができました。大谷小中学校側と馬緤の自然休養村側に二手に分かれて支援物資の供給をしている。地元の消防の大谷分団の皆さんが山間の集落までなんとか支援物資を自力でお届けをしている。避難されている方だけでなく、大谷地区、外浦地区の場合は、支援物資をお届けすること、1人1人に行き渡るように地域の皆さんが全力で取り組んでいる。これからも引き続き潤沢に支援物資を珠洲市にお届けいただいて、困っていらっしゃる市民全員に行き渡るように全力で取り組んでいく。
・避難所・避難施設の過密の環境を改善すること、早急に取り組みたい。中には、自衛隊のテントを屋外に展開することによって施設内の過密を緩和することができるのではないか。独自に自衛隊の方々にご協力いただきながら取り組んでいるところ。引き続きご支援を。
 
🔷穴水町長 発言要旨
・死亡者については、先ほど1名確認し9人。安否不明者は11名。倒壊家屋の件数は、現時点で数の把握は困難。
・避難所でのコロナ感染症が発生いたしました。病院、DMATとゾーニングによる対応を行っている。その他、インフルエンザ、ノロウイルス等の感染症への注意喚起を各避難所に行った。
・義援金の申し出の問い合わせが複数ある。専用口座の開設を準備している。
・被災者支援情報としてX・旧ツイッター専用アカウントを開設した。
・一部の避難所に(衛星通信)「Starlink」を設置し、ネット環境の整備をおこなっている。
・ケーブルテレビの一部復旧できた。
 
🔷能登町長 発言要旨
・たくさんの支援に感謝。次から次へと支援の方が当町に訪れ、たくさんのご意見をいただきながら勉強しながら対策を進めている。
・被害住家については今日ようやく調査の指示を出した。
・これまで通りの支援で非常に助かってる。昨日夜10時過ぎにおにぎり等の支援到着。消費期限をみると5日であった。5日の晩に届いたおにぎりが消費期限が5日であった。そのおにぎりを翌日配るということはいかがなものかと非常に悩んだ。ぜひ消費期限長いもの、できるだけ早い段階での輸送をぜひともお願いしたい。文句ではないが、そういうことがあったことをご認識いただければ。今後とも何卒よろしくお願いする。
 
🔷七尾市長 発言要旨
・皆さんに感謝。被害状況は朝と変わっていないが、余震を受けて道路状況が変わるのではないかと懸念している。
・避難所の軒数が現在35ヵ所。避難者2466名。昼間と夜とでだいぶ人数変更している。
支援をしていただいている名古屋市の防災危機管理局の方々に避難所の状況を確認していただいた。何が必要なのか、人数などしっかりと確認しましたので、これからの支援体制に有効だと考えている。
・住宅関連の諸制度について周知・広報を図っているところ。
・罹災証明の申請も増えてきており、本日は12時現在で140件、累計で905件の申請書が出てきている。
・明日から能登島の「島の湯」、地下水を利用した温浴施設が開設される。義援金の口座も開設した。
 
🔷志賀町長 発言要旨
・本日、石川県による被災建築物応急危険度判定1000軒ほど調査終了した。最終的な集計は出ていないが、本日は3日目だが、2日目までの集計として赤紙342、黄紙181、青紙166という結果。地区によっては危険度判定が赤というのが大変多い場所がある状況判明。
・避難所への支援員、愛知県からの支援員30名が今日の13:30到着。指定した避難所の方に配備できた。感謝。これによって今まで町の役場職員がしていた業務が手があき、他の業務に回せるということで大変助かる。
・入浴施設、自衛隊にお願いしていたのが、準備が進んでいるとのこと、引き続き、お願いしたい。
 
 
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