第31回子どもの権利条約フォーラム2023inとよた
に根本美春豊田市議、中西みつえ豊橋市議とともに参加しました。いろんな党派の皆様が参加されていました。
企画・準備してくださった皆様に心からの敬意と感謝を申し上げます
子どもも大人も全国各地から集まり、会場500人、オンライン300人、スタッフ250人の参加と実行委員長の石井拓児名古屋大学教授(教育学)がおっしゃていました。
子どもの権利条約を子ども自身が知らない・・・
「生徒手帳に子どもの権利条約を入れよう」と頑張った経験なども発表されました。本当に素晴らしい
「子どもの権利を知り学ぶ〜子どもの人権が守られる社会のための第一歩」と題して、
国連子どもの権利委員会の委員である大谷美紀子さんが講演されました。
大谷さんは、子どもの権利条約29条には、子どもへの教育は、「人権の尊重を育成すること」と書いてあることに注目されていました。
もっと日本の学校教育でも子どもの権利条約を詳しく教えてくれたら・・・と思います。
世界では、子どもの権利を認めるとコントロールできなくなるとバックラッシュがあるそうです。
子どもは、コントロールする対象ではなく、パートナー。
日本では、権利を主張するなら義務を果たさないければならないと言われることが多いのですが、それは日本だけの独特な主張とのこと。
義務は、とりわけ国にあります。
子どもの権利条約を守る義務が締約国・日本政府にあります。
国にはちゃんと義務を果たしてほしいです。(国会質問でも指摘していますが、いろんな場面で子どもたちが大切にされていないことがあります。)
大谷さんは、家、学校、地域社会、メディアなどどこでも同じメッセージが出されることが大事、全てのところで人権が守られることが大事だと強調されました。
子どもの権利条約を知ることが第一歩。
知って使ってみること、考えをもつ、意見をもつ、言ってみる、アクションをおこすことにつながりますね。
パネルディスカッションでは、
・かわさき子どもの権利フォーラム
・川崎市子ども会館
・子どもの権利条約関西ネットワーク
・とやま子どもの権利条約ネット
・豊田市子ども会議
・名古屋市緑児童館
・認定NPO法人国際子ども権利センター(シーライツ)
のゆかりのある子ども・若者がトーク。
靴下の色、防寒着など校則を変えた経験、部活の意味の分からない上下関係を部長になって変えた経験、学校に意見箱の設置(意見箱があっても形骸化の学校も・・・)などのお話がありました。
子どもに関わることなのに大人だけで決めてしまう疑問。コロナ禍の時の一斉休校、文化祭などの行事の中止。
子どもの意見を聞き、取り入れること。それでも大人の判断が優先される場合は、きちんとした説明が必要との大谷さんのアドバイス。丁寧なプロセス、非常に大事ですね。
子どもの権利条約を知ること、「自分は権利で守られている。自己肯定感も上がるのでは」。
「子どもの権利条約の使い方、教え方の工夫も大事だと思った。」
「子どもを安心させられる大人になりたい。」「子どもアドボカシーも大事。自分アドボカシーも大事だと思った。」「こういう場をもっと作りたい。」
豊田市で、子どもの権利条約がこんなに語られる場は初めてです。
1日しか参加できませんでしたが、次につながるとても有意義なフォーラムでした。
皆様、本当にありがとうございました
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※豊田市長も挨拶しましたが、上から目線を感じましたし、通常の車椅子を利用されている方々を傷つけるのではと思う発言もありました。差別の禁止、生存・生命・発達の権利保障、子どもの最善の利益、子どもの意見表明権などを中核とした子どもの権利条約、加えて障がい者権利条約、人権を市長こそ学ばなければならないのでは?と思う挨拶で、そこだけは残念でした。