元外国人技能実習生、リンさんの孤立出産無罪判決を求める院内集会に多くの参加者。
「妊娠しても、隠さないで相談でき、安心して出産し、再び日本で働くことのできるようにしてください。なぜなら、私や外国人技能実習生は、働くだけの機械ではなく人間であり、女性であるからです」とのリンさんの切実な声。
リンさんが死産をした2020年までの3年間で妊娠、出産を理由に実習を中断した637人中、実習再開が確認できたのはたった11人です。たった1.7%の人しか実習が再開できていません。(新しい数字は集計中とのこと)
送り出し機関、監理団体、実習先の企業との関係で、妊娠したことがわかれば、解雇され、帰国させられるのではないか。借金を抱え、だれにも言えない、相談できないところに追い込んでいるのです。
家族をもつことを想定されていません。妊娠・出産も実質、想定されていません。
そもそも、外国人技能実習制度の問題は、人権侵害が多すぎますし、さまざま自由や権利が奪われています。
人間としての当たり前の権利を守る制度に変えていかなければなりません。
今の外国人技能実習制度は廃止し、人権を保障し、分厚い相談体制、救済体制も含めた制度にするために全力を尽くす決意です。