もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

UNHCR国会議員連盟・UNHCR共催の勉強会に参加しました

カテゴリー:

 
【無国籍の方々をなくそう!】
UNHCR 国連難民高等弁務官補ジリアン・トリッグスさんを迎えての
UNHCR国会議員連盟・UNHCR共催の勉強会に参加しました。
 
基調講演は、UNHCR無国籍者保護ハンドブック・無国籍に関するガイドライン第4号・第5号の日本語版冊子刊行記念として行われました。
 
世界には、430万人以上の無国籍者がいると言われています。国籍がないために身分証明書もなく、学校に通うこと、就職することなども難しく、家を買うこともできないなど様々困難に直面する状況になっています。
UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)では無国籍関連条約加入キャンペーンと2024年までに無国籍者をなくすキャンペーンに取り組んでいます。
日本政府が積極的に参加をしていく必要があります。
 
また、無国籍のリスクにさらされているフィリピン在留日系人の歴史的経緯、国籍確認の課題などもオンラインでつないでイネス・ヤマノウチ・マチャリ博士(フィリピン日系人連合会会長。ミンダナオ国際大学学長)からお話を伺いました。
過去の戦争の時代に置き去りにされ、日本人の父親がいることを言えない状況で森の中に避難して過ごされなければならなかった当時の子どもたちが、今、高齢になり、アイデンティティが定まらないまま過ごしておられます。
 
フィリピン日系人リーガルサポートセンターで取り組んでおられる青木秀茂弁護士や、UNHCR駐日副代表(法務担当)の阿阪奈美さんからも国籍取得でぶち当たっている問題のお話がありました。
戦争によって、大人の都合によって、なんの罪もない子どもたちが結局無国籍になってしまった問題を早急に解決するために力を合わせなければなりません。
 
© 2010 - 2024 もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)