ノーモア・ミナマタ被害者・弁護団全国連絡会議の皆様からのご要請をお受けしました。
鹿児島県阿久根市出身の原告の方は、字が書けないような手や足の痺れなど体調が悪くてもなかなか正しい病名もつかず、病院をたらい回しになって、8年前にやっと診察受けて「水俣病」だと診断されたそうです。
企業による公害、国なども被害を拡大させたにもかかわらず何も救済されない・・・。
水俣病被害者の方々は、四肢末梢の感覚障がい、手足のしびれ、頭痛、耳鳴り、運動失調などの身体的障がいに加え、いわれのない差別・偏見を受け、精神的・社会的に苦しめられています。
要請項目は、
①水俣病被害者救済が終わっていない現状を明らかにするとともに、解決のために求められる特措法に明記された「地域住民健康調査」の実施を国に働きかけてください。
②早期解決のために「解決にむけたテーブル」を設けるよう国に働きかけてください。
③地域や年代の線引き、異議申し立てを認めない(新潟除く)、2年という短期間での締め切りなどの問題点を残したとはいえ、「水俣病被害者救済特別措置法」では、熊本、鹿児島、新潟で新たに5万人以上の被害者が救済されました。早期解決のためには、このような弱点を克服する政治による新たな救済の枠組みが必要です。国会の中に「水俣病の解決をめざす検討会(仮)等」が設置されるようご尽力ください。
というものです。
実現するために頑張らなければなりません!
わざわざ国会まで足を運んでいただき、本当にありがとうございました。