もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

0904全国一斉アクション@名古屋に参加しました

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0904全国一斉アクション@名古屋に参加しました。
 
◆改悪入管法案の提出阻止
◆ウィシュマさんのビデオの全面開示
 
2つのことを求める集会です。全国10カ所で開催され、名古屋の集会には、妹のポールニマさん、超党派が参加。
 
ポールニマさんは、お母様にもお電話されたそうで、ウィシュマさんの名古屋入管での死から1年以上が経っている中でも日本の皆様が忘れずに行動してくれていることに心から感謝の気持ちを表明されました。ビデオを全面開示させ、真実を明らかにさせたい、皆様の行動に勇気が出ますとスピーチされました。
 
私の連帯スピーチの趣旨は以下の通りです。
 
名古屋入管で亡くなられたウィシュマさんの死の真相解明と命と尊厳が本当に大切にされる社会をつくるために奮闘されておられる皆様に心からの敬意と感謝を申し上げます。
名古屋入管でのウィシュマさんの死亡事件。繰り返し国会で質問してきました。
これまで、死因は特定できないと出入国在留管理庁の調査チームの報告書では書いていました。しかし、皆様のご尽力の中で、ウイシュマさんの死因について、「食欲不振(食欲の低下)による脱水と低栄養」に、「血球貪食症候群」が合併した多臓器不全と記された2022年2月28日付けの鑑定書が開示されました。
そもそも2021年2月3日にウィシュマさんを受け入れる準備をしていた真野さんが、どうして病院に連れていかないのか、点滴もしないのかと抗議をしていたことや、2021年2月15日の尿検査の結果からも飢餓状況だということは分かりきっています。
野党の要求で国会では、私たち法務委員会理事会メンバーと法務委員有志が名古屋入管のウィシュマさんの映像記録のうち、第1回(2021年12月24日)は約6時間半、第2回(2022年3月23日)は約26分のみ視聴しました。
しかし、これは残っている映像記録2週間分・単純計算で336時間分の一部でしかありません。
その一部を視聴しても出入国在留管理庁の報告書の記述が事実に反することがはっきりしています。
真実を明らかにするためにもビデオの全面開示を求めるとともに、完全第三者による調査検証を行うべきです。
私が国会の中で何度も何度も要求しても出てこない資料があります。
ウィシュマさんが、視察委員会に名古屋入管の処遇の改善を求めたウィシュマさん直筆の手紙です。
ウィシュマさんは、2021年1月28日、「外の病院へ今すぐ連れて行って。今日の医師は私の話を聞いていない。ここまで体調が悪くなったのに病院に行けない。私が死んでもいいのか。」と泣きながら懇願したのち、入国者収容所等視察委員会に病院に連れて行ってもらえないなど訴える手紙を書いて1月30日に投函していました。
このウィシュマさんの生の声が書かれた手紙を出してくれと何度も何度も言っていますが、出てこないのです。
ウィシュマさんが、視察委員会に出した手紙で、第三者に開示される予定にはなっていないといいます。
しかし、この手紙を出入国在留管理庁は持っているのです。
出入国在留管理庁のチェックをしなければならない国会議員はみることができない・・・。
 
引き続き開示を求めて全力を尽くしますが、こうして情報を隠し、真実に反する報告書を出している出入国在留管理庁の権限を強める入管法の改悪法案の提出など認められるはずがありません。
命と尊厳への感覚が麻痺した入管の体質をただすためにも全力をあげていきます。
 
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