もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

より良い保育を考える緊急シンポジウム@名古屋市に参加しました

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愛知県内の保育士さんや保護者の方々でつくる「子どもたちにもう1人保育士を!」実行委員会の皆様が開催された、より良い保育を考える緊急シンポジウム@名古屋市に参加しました。
会場に約50人、ZOOMで200人以上の方々が参加されたそうです。
 
 
全国保育団体連絡会副会長の平松知子さんが、「たくさんの方の関心が、保育に向くことが私たちの一番の願い。最善の保育を一緒に考えていきましょう」と挨拶されました。
愛知保育団体連絡協議会の田境敦事務局長は、保育施設の不足、保護者の働き方の多様化で11時間以上開所の施設が急増氏、重大事故も2015〜2020年の5年間で4倍増だと指摘。
「政府は、常勤の保育保育士をパート2人に置き換える、保育士が増えない規制緩和ばかり。現場はもう限界です」との声も出されました。
 
 
実行委員会の皆様が行った保育士アンケートと保護者アンケートが報告され、国の保育士配置基準の改善を求める声が紹介されました。
保育士アンケートでは84%が災害時に「国の基準では子どもの命と安全を守れない」と回答。
「(1歳、2歳児の)子ども6人を1人のおとなで守るのは非現実的。腕は2本しかない」「正直、火災や犯罪が起きた時に全員を守りきれる自信はない」との自由記述も紹介されました。
 
 
パネリストとして、公立・民間保育園の園長さんや保育士さん、給食の職員の方、保護者の方が発言しました。
「遅番保育士は4〜5歳児30人以上を1人でみる。リスクマネジメント(危機管理)で子どもの遊びを中断させ、点呼してから交代するが、本当に安全を考えるなら最低でも保育士を1人増やして、1人が子どもをみて、もう1人が担任から丁寧に引き継ぐようにしたい。保育園にいる時間全てが豊かな時間になるような保育をしたい」(公立保育士)。
「産後うつだったかもという人は、48.6%いる。私もそうだった。連絡ノートに悩みを書いてアドバイスをもらい、何度も先生たちの言葉に励まされ、助けられた.保育士と保護者のコミュニケーションと信頼関係は子どもたちのより良い成育環境につながる」(非営利民間保育園保護者)
 
 
私も国会論戦を報告しました。保育士配置基準を見直すよう求める質問で、74年前の基準(4、5歳児)で子どもたちを大切にしていないと追及すると野田聖子大臣はのけぞって驚いていました。
大臣さえ驚く不十分な基準なのです。
野田大臣も予算確保に努力すると答弁で述べましたが、真に子どもたちをど真ん中にした施策を進めるためにいっそう頑張る決意です。
 
 
最後に、参加者全員が「子どもたちにもう1人保育士を!保育士配置基準の改善を!」バナーを掲げ、エールを送りあいました。
大変有意義なシンポジウムでした。
皆様、本当にありがとうございました🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️
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