もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

日本共産党SDGsワーキングチーム学習会を開きました

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 SDGs推進円卓会議構成員で、SDGs市民社会ネットワーク政策担当顧問の稲場雅紀さんに国会にお越しいただき、日本共産党SDGsワーキングチーム学習会を開きました。
 稲場さんは、NPO法人アフリカ日本協議会でエイズ、保健分野を担当されてこられた経歴ももっています。市民社会の代表と日本政府の首席交渉官としてSDGs交渉を担当していた南博さんとの共著『SDGs――危機の時代の羅針盤』で有名です。

 稲場さんは、SDGsは2030年にむけた世界の指針で、そのキモ中のキモは、
①世界から貧困をなくす。
②「つづかない世界」を「つづく世界」に変える。
加えるなら、
③日本を含む「先進国」も本気で取り組む必要あり。
④「誰も取り残さず」、「いつも最後に来る人を最初に」
だと端的にSDGsについて語りました。

 政府の方は、なぜかデジタル技術による業務やビジネスの変革(デジタルトランスフォーメーション:DX)やスーパーシティ、ソサエティ5.0などをSDGsと関連付けてやっていますが、キモ中のキモが抜け落ちています。
 大量消費、非効率な分配(高所得の国なのに貧困をなくす能力もない)、人々の主権と協働が失われた社会も「つづく世界」に変えなければなりません。
 イギリスなどは、SDGsは、17も目標があって、総花的だと批判していたそうです。
 しかし、世界では、総花的でいい、多角的視点でものごとをみることができるのだと説得したのだと言います。
 例えば、新型コロナの対応も17の目標を柱にして、多角的に分析し、対策、戦略を練ることができる指標として生かすことができます!
 大国主義の世界から、世界の1つ1つの国や地域の力が発揮される構造変化のなかで(核兵器禁止条約もそのなかでできました)、途上国の方々の力が発揮されてSDGsの考え方は誕生しました。
 私たちの声で、まともなSDGsの目標に向かって実践をさせていかなければなりません。
 キモ中のキモをいつも腹にすえて、努力を続けたいと思います。
 稲場さん、本当にありがとうございました!!!

 

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