もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

JR東海に「リニアの工事中止と地方鉄道網の整備を求める」要請を行いました!!

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6月15日、JR東海の金子慎社長宛に「コロナ禍のもと、環境破壊と浪費のリニア中央新幹線の工事は直ちに中止し、計画を白紙撤回して、住民の足となる在来線の拡充など地方鉄道網の整備を求めます」との日本共産党愛知県委員会の要請に同行しました。

中央新幹線愛知工事事務所・環境保全事務所(愛知)にうかがったのですが、コロナ感染防止のためということで、1人ずつ部屋に入り、4人まで、トータル30分というルールのもとで行われました。

なぜ4人まで、なぜトータルで30分・・・。

以前、リニアの事業説明会の際に、JR東海からは、工事事務所・環境保全事務所であとは聞いてください、と言われていました。聞きたいことがあったら、事務所に気軽に訪れてよいか聞くと、それはいい、との回答でした。

今日は、すやま初美さん、わしの恵子さん、青木ともこさん、柳沢けさみさん、中村区の方が参加されましたが、全員やりとりはできませんでした。

私からは、
◆リニア山梨実験線での事故でJR東海の社員の方がいまだに入院し、原因究明も再発防止策もできていないなかで、

 リニアの工事をどんどん進めることはおかしい

◆静岡県、大井川水系10市町の皆様、長野県南木曽の皆様など、命の水が奪われる危機にあるなかで声をあげている。命の水の問題で声をあげるのは当たり前で、その声を尊重すること

◆豊橋の海に土壌汚染防止法の基準を上回る有害物質(ヒ素など)がはいったリニア残土を入れていることを愛知県漁連の皆様にも知らせていない。日本一アサリの稚貝がわく六条潟にも近い。こんなやり方でいいと考えているのか。
⇒JR東海:海洋汚染防止法の基準を下回る残土を入れている。(海洋汚染防止法の基準は、例えば、ヒ素で言えば土壌汚染防止法よりも10倍ゆるいです。)

◆愛知県内のリニア残土は、どこに持っていっているのか
⇒JR東海:三河港明海(あけみ)地区(愛知県豊橋市)には持っていっている。他の場所についてはあとから正確に伝えるために国会事務所に連絡する

◆3月に名古屋駅周辺工事にかかわる説明会をやる予定だったが、そのかわりの説明会はいつやるのか。双方向でやりとりできる形でやるべき。
⇒JR東海:どのようにできるか検討中。

◆財政投融資3兆円のお金について、毎年3000億円ずつ返さないといけないが、様々な想定外のことがおこるなか本当に返すことができるのか。働く人の労働条件を守るためにも、安全を確保するためにも採算性のない事業はやめるべきではないか。

私の前に入ってJR東海やりとりした3人の分も含めて、後刻、国会事務所に回答をくれるそうです。
(口頭で文書回答はしないそうです・・・)

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