10月9日、全国ハンセン病療養所入所者協議会駿河支部、全日本国立医療労働組合駿河支部などの皆様が、国会事務所に来てくださいました。
全療協駿河支部の小鹿美佐雄支部長もわざわざ来てくださいました。
国立駿河療養所にお住まいの小鹿美佐雄さんは、駿河療養所には、お医者さんの定員が、6人となっているのに3人しかいないこと、所長が多摩全生園と兼務で、月1回しかいないこと、療養所がなくなる不安さえ入所者の方々が思うような事態になっていると語られました。
年次有給休暇も産休も育休も病休もない状態で計算しても介護職員は25人足りず、看護職員も9人足りない状況です。期間業務員も18人足りません。
駿河療養所入所者の方々を不安にさせ、入所者の方々の要望にこたえられていない体制のままにしている国の責任は重大です。
元ハンセン病患者の皆様を国が差別してきたことが裁判で断罪されました。
人権、尊厳の回復の国の責任をしっかりと果たさせなければと強く改めて決意しました。
本当にありがとうございましたm(__)mm(__)mm(__)m
10月8日には、ハンセン病違憲国賠訴訟全国弁護団、全日本国立医療労働組合の皆様と日本共産党国会議員団で、国の療養所職員定数削減問題で懇談しました。
また、厚生労働省ともやりとりし、駿河療養所の医師が足りない問題については、総合診療科の先生を探しているとの話がありました。
しかし、来年度予算概算要求で、職員を減らす計画が明らかにされました。
私は「一人夜勤や夜間誰もいない棟もあり、入所者の方々が呼びたくても呼べない状況がある。現状でも足りないのになぜ削減するのか」と述べました。