リニア中央新幹線の着工認可から5年を迎え、日本共産党国会議員団リニア対策チームは、リニア沿線の住民の皆様と懇談し、現地調査を進めています。
9月19日、武田良介参院議員とともに長野県豊丘村と南木曽町を調査しました。
前沢光昭豊丘村議、唐沢啓六豊丘村議、坂本満南木曽町議、ながせ由希子さん、水野ちかあき地区委員長には大変お世話になりました。
豊丘村では、同村のほか、飯田市、松川町の住民の皆様と懇談。豊丘村の方は「村は保安林を解除して、残土置き場設置を認めようとしている。周辺や下流域の住民の意見を聞くべきと署名活動を行っていて、賛同してくれる人が多い」と語りました。
豊丘村では、住民の根強い反対で、16年にJR東海が残土置き場計画を白紙撤回した経緯がありますが、別の場所では計画があります。
私には「リニアの中止を含めた見直しなど、住民の皆さんの安全を守るという立場で、国会論戦をすすめていく」、武田氏は「JRの残土置き場などの説明に納得できない住民が多いことを改めて実感した。住民のみなさんの運動を、国会論戦の力にしていく」と話しました。
南木曽(なぎそ)町では、勝野実副町長らと懇談。
南木曽町では、今年8月、リニア工事にあたって、町やJR東海など4者で、工事の安全や水道水源確保などに関し、5項目の確認事項を結びました。
残土の置き場(仮置き場含む)が決まらない限り、トンネルは掘削しないことやこれから水源問題などの別途文書をつくっていくことなど確認しています。
南木曽町の3つの大事な水源の真下にリニアが通ります。
勝野副町長は「水道水源の問題が解決しない限り、ゴーサインは出せない」と語りました。
南木曽町では、住民の皆様とも懇談しました。
リニアトンネルによって妻籠水道水源保全地区、向ヶ原水源流域、大山高区水源流域という南木曽町の大事な3つの水源が枯れてしまうかもしれないという大問題があり、一滴たりとも枯らすことは許さないという住民の皆様の思いがあふれていました。
つづく