6月2日、「性暴力のない明日のために 私たちは沈黙しない」に参加しました。
ハラスメント撲滅☆プロジェクトと日本共産党愛知県委員会の主催です。
どれだけの方が参加して下さるのだろうと企画・準備して下さった方々含め心配していましたが、会場いっぱいで、イスを横の通路に足さなければならないぐらい満員でした。
トークセッションでは、
✨Thrive代表、性暴力被害者自助グループ、涌井佳奈さん
✨みえ施設内暴力と性暴力をなくす会事務局長、春日水鳥さん
をお迎えして、
✨弁護士、田巻紘子さん
のコーディネートで、
✨すやま初美参議院愛知選挙区予定候補
✨もとむら伸子
も参加し、トーク。
以下、ハラスメント撲滅☆プロジェクトのツイート(@harapro_jcp)を中心にご報告します。
◆「性暴力のない明日のために 私たちは沈黙しない」始まりました。
すやま初美参院選予定候補のあいさつ。「つながる力と行動が世論を動かしていることに大きな希望を感じている」「願いに寄り添うことができる法整備を考えていきたい」
◆涌井佳奈さん [Thrive 性暴力・虐待などのトラウマを抱える方のための支援グループ]当事者のつながりを大事に支援を行っています。被害を受けたかたは、トラウマになってしまいこんでしまいます。被害者の実態について話してくださいました。
◆涌井さん「当事者の声を代弁したいと思っています」「性虐待の背景にはDV。母親も被害者に」「虐待を受けてる子どもの反応知って」家庭内で助けを求めても救われない。適切な支援が必要。
◆涌井さん
当事者の声を聞くと記憶が乖離していることが多い。記憶が曖昧で「嘘をついているんじゃないの?」と言われると辛い。自身の被害経験も話しながら「不同意年齢引き上げてほしい」
被害者が責められてしまう理不尽な状況があるということを改めて感じました。
◆春日水鳥さん[みえ施設内暴力と性暴力をなくす会 事務局長]児童養護施設内の性暴力について、動画を使って報告。被害に遭った子ども7割がPTSDに。心に負った傷の深刻な実態です。性暴力の連鎖も起こると。
見えづらいという問題もあるそうです。
◆春日さん 「児童養護施設内 性暴力について 児童間の実態調査を求めた。現在、厚労省が行なうことになった」
社会問題にしなくては!と勇気を出してあげた声が政治を大きく動かし、実態調査が進んだことは重要。
◆もとむら伸子
性犯罪認知件数、愛知は全国で3番目に多いと資料で示して紹介。警察に相談しているのは3.7%。性暴力被害者ワンストップ支援センターである日赤なごや「なごみ」への相談も増えていることなどもご報告。
党国会議員団の質問、議論も紹介。
たつみコータロー参議院議員は「暴行・脅迫要件は撤廃されるべき」とあらためて予算委員会で質問したことはじめ、国会で被害を受けた方々の声に寄り添い、暴行・脅迫要件撤廃と同意要件新設、被害者支援の強化など全力をあげていることをご報告。
愛知県議会でも党県議団(しもおく奈歩県議(当時))が性暴力被害者支援を質問で取り上げ、愛知県がやっと内閣府の被害者支援交付金の申請をし、県の予算で新規で「性犯罪・性暴力被害者支援事業費」1059万9000円を計上し(不十分ですが・・・)、日赤なごや「なごみ」の人件費の一部(会議費など含んで534万6000円)を助成するようになり、22万枚の相談窓口カードをつくり愛知県のすべての高校生に昨年度配布し、今年度も予算をくみ、配布を予定していることなどご報告。
改正刑法の「3年後の見直し」で暴行脅迫要件のことが法制度審議会の検討事項になるかも不透明。
「声を大にして言わなければ政府はやらない」との角田由紀子弁護士のお話も紹介しながら、個人の尊厳を何よりも大事にする憲法に基づいた法体系に変えるために力をあわせましょうとお話しました。
◆田巻紘子さん
(2017年刑法が改正され、監護者性交等罪ができ、18歳未満の人に対し親などの監護者がその影響力に乗じて性交等すると罪になるはずなのに、なぜ岡崎支部の判決では認められないのか、との質問に)日にちや証拠など特定することにも大きなハードルがあること、19歳の時の被害で訴えたことなど問題点も含め分かりやすくお話くださいました
◆すやま初美さん
日本共産党 「差別や分断をなくし、誰もが尊厳をもって自分らしく生きることのできる社会を」5つの政策を紹介。
女性差別の発言が後を絶たない。だれもが自分らしく生きていける社会をつくっていきたい。そのためにもがんばっていく、決意を語りました!
貴重なお話を伺い、深めることができ、大変有意義でした。
皆様、本当にありがとうございましたm(__)mm(__)mm(__)m