もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

2月5日、衆議院総務委員会で、統計不正について質問しました!

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 2月5日、衆議院総務委員会で、統計不正について質問しました。

今回の統計不正事件の前にも、統計委員長が「ねつ造」と激怒した繊維流通統計調査の不正事件が2016年11月発覚しました。

この事件を受けて、2017年1月、総務省は、各府省に統計の一斉点検を行っています。しかし、毎月勤労統計調査の不正を見抜くことはできませんでした。

この一斉点検は、書類上の点検のみで、詳細なヒアリングや実地調査ができる体制ではなかったことなどを指摘しました。

 

 総務大臣は、これから56の基幹統計、233の一般統計という膨大な公的統計について、総務省「政府統計検証チーム」を総勢約30人の体制でやる、あるいは、統計委員会のなかに点検検証部会をつくって、チェックすると言います。

 私は、繊維流通統計調査不正事件の原因分析などを踏まえれば、
◆十分な人材育成や統計の職員体制、システム、プログラム改修の際のダブルチェックができる体制になっているか、
◆管理者が統計の重要性の深い認識があること、深い認識に基づいて、担当者にチェックがなされていること、
◆十分な遵法意識をもっているのか、適切な行政文書管理がされているか、
◆踏み込んだ外部からのチェックがやられているか、
こうした点についてしっかりとチェックし、統計不正を二度と起こさないようにすべきと質問しました。

 石田真敏総務大臣は、「ご指摘のいただいた点を含めまして(統計委員会)点検検証部会で徹底的に再発防止、品質向上めざして検証がなされるものと思っている」と答弁しました。

 また、2017年4月の統計委員会のなかで、総務省が報告した「再発防止策」もその後、まともにやられていない実態もあきらかにしながら、2017年の総務省の一斉点検、「再発防止策」が機能しなかったことへの反省、総括をしなければ、真の再発防止は図れないと質しました。

質問の最後には、統計委員会委員長を呼んでの集中審議も求めました。

引き続き、統計不正問題の真相究明、不正の再発防止、統計の政治からの独立のために頑張っていきたいと思います。

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