8月30日、岐阜県の「ぎふ性暴力被害者支援センター」を訪問し、センターの方々や岐阜県、岐阜県警の皆様からお話を伺いました聞きました。
島津幸広前衆議院議員、仁比そうへい参議院議員の秘書さん、
中川ゆう子岐阜県議、波多野こうめ各務原市議、永冶明子各務原市議、瑞穂市の関谷守彦瑞穂市議選予定候補とご一緒でした。
「ぎふ性暴力被害者支援センター」では、24時間365日体制で電話とメールによる相談を受けつけています。
病院や弁護士、県警などと連携し支援をおこなっています。
2017年度は電話、メール、面談あわせて642件の相談が寄せられ、2016年度の383件から67・6%増えたとのことです。
本人からの相談は5割以上で、残りは家族など。8割弱が女性の相談で、492件。
未成年は、4割ちょっとで、件数は263件。2016年と比べると増えたそうです。
相談件数が増えた理由を伺うと、県内全ての中学、高校の全生徒にパンフレットを届け、ファミリーマート、ローソンのトイレの個室にステッカーを貼ってもらうなど、若年層への周知に努力してきたことなど語っておられました。
「ぎふ性暴力被害者支援センター」は、産婦人科医会などの協力をうけ2015年
10月15日に開設されました。岐阜県から委託をうけた、ぎふ犯罪被害者支援センターが運営しています。
連携している28人の産婦人科医が24時間対応できるように輪番で待機しており、夜間待機料や夜間対応の費用は県予算から補助しているそうです。
40人ほどの相談支援員の方々がいるそうですが、常時30人ほど有償ボランティア(時給制)が交代で相談、同行支援などをおこなっています。女性の相談員が多いそうですが、男性の相談員も入ったとのこと。相談員さんの高齢化が語られ、待遇保障などの課題もあると認識しました。
「ぎふ性暴力被害者支援センター」の県予算は、2160万円。うちセンター運営費1700万円(人件費1000万円、その他は広報、研修費用など)、夜間コール委託費450万円。
2160万円のなかで、内閣府の性暴力被害者支援交付金は今年度770万円(昨年度213万8000円)。
センターでは、レイプドラッグの証拠採取対応はできていないそうです。
(岐阜県警はレイプドラッグ対応を行っています。)
全中高生への広報など大変努力されていると感じましたし、良い取り組みは全国に広げていきたいです。
被害者の医療費などの公費負担については県内にお住まいの被害者だけになっています(他の県もそのような対応のところがあります)。
被害にあわれた方がどこにいても支援を受けられるよう、国がしっかりと責任を果たすよう求めていきたいと思います。
お忙しいなか、対応していただき、本当にありがとうございましたm(__)mm(__)mm(__)m