7月26日、新日本婦人の会の皆様が「学校施設(教室、体育館)への空調(冷房)設置を、この夏中に実現するため、国の予備費を使って、緊急対策をおこなってください」と丹羽秀樹文部科学副大臣に申し入れを行いました。
小学校1年生の子どもさんが熱中症で亡くなられた豊田市(小中学校教室にクーラーなし)はじめ愛知県、日本一暑いと言われる多治見市(小中学校教室にクーラーなし)がある岐阜県、小中学校教室にクーラーがない千葉市の子どもたちやママさんが参加されました。
畑野君枝衆議院議員、吉良よし子参議院議員、私もとむら伸子が同席しました。
要請項目は、
①学校施設(教室、体育館)への空調(冷房)設置を、この夏中に実現するため、国の予備費を使って、緊急対策をおこなってください。
②空調機器のリース代や電気料金の増額に備え、学校運営費を増額してください。
の二点です。
ママさんたちからは、「命を最優先にした学校現場にしてください」、「豊田市でも7年前から求めていたのに」、「子どもたちが無事に帰ってくるだろうかと心配。安心して送り出せる学校にしてほしい」、「名古屋市の学校はクーラーを設置していますが、つけてくれないと子どもから聞きました。電気代を気にしているみたいです。電気代を含め予算を増やして」、「暑すぎて、給食をもどしてしまったり、早退したり、休んだりする子も少なくない。息子も鼻血がとまらなかった。今年の夏は暑さで鼻血で保健室に来る子が多いと保健室の先生が言っていました」などお話されました。
副大臣は、授業を早めに切り上げることや、夏休みを長くとるなど工夫が必要などと言っていましたが、学習指導要領の枠組みのなかで現実的なのか疑問に思いました。
副大臣から「補正予算」との言葉も出ました。政府、文部科学省、財務省は、早急に予算措置するべきです。
愛知県知事が、2018年度予算のなかで、愛知県内小中学校67校が空調ための交付金を申請したが、認められなかったと記者会見で述べた問題を指摘しました。
そもそも文教予算は4年連続マイナスです。副大臣は、愛知県知事の勘違いのような発言をしましたが、後で愛知県議団から愛知県当局に問い合わせてもらったところ、やはり今年度分の67校は認められなかったそうです(怒)
抜本的に文教予算を増やして、子どもたちの命と健康が守られる教育環境に改善するべきです!