どしゃ降りの雨のなか、財務省正門前に麻生財務大臣の発言に抗議する人々が5月7日18時に集まりました。
畑野君枝衆議院議員、吉良よしこ参議院議員とともに参加し、抗議のスピーチをしました。あさか由香参議院神奈川選挙区予定候補も参加。
日本共産党のほかにも、立憲民主党、国民民主党、社会民主党の国会議員が参加しました。
5月4日、麻生太郎財務大臣が、訪問先のフィリピン・マニラでの記者会見で、財務省の福田前事務次官のセクハラの認定などについて、
「セクハラ罪という罪はない。あなた(記者)も良く知っているように。殺人とか強制わいせつとは違いますから。訴えられない限りは、親告罪ですからあれは」
「福田氏本人がそういうつもりはなかったと否定している以上、福田氏と被害女性側の言い分を聞かないと、公平さに欠く」「福田氏の人権も考えなければならない」
「役所に対しての迷惑とか品位を傷つけた、そういった意味で処分をさせていただいた」
などと発言したと、報道されています。
4月27日、財務省はセクハラがあったと認定して、福田氏を処分したはずです。
野党合同ヒアリングのなかで、私たちは、福田氏の処分についてという文書のなかに、セクハラは、個人としての尊厳を不当に傷つけ、社会的に許されない行為であること、被害者への謝罪を明記するべきだと求めてきました。
財務省は、テレビ朝日側にもっていった文書には、個人の尊厳を傷つける行為であること、謝罪が入っていると言っていました。
しかし、麻生大臣は、その財務省の認識に立っていなかったのです。
個人の尊厳を傷つける行為を行ったからではなく、役所にたいする迷惑ということで処分したと述べたのです。
番記者を男性にという発言や、「はめられた」という言葉をあえて紹介する無神経さに加えて、今回の発言です。
セクハラは、個人としての尊厳を深刻に傷つける行為であるという認識、被害者保護を何よりも大切にしなければいけないという認識、財務大臣は、財務省職員のセクハラを防止する責任があるという認識に欠けている麻生大臣は、財務大臣、副総理の座に相応しくありません。
一刻も早くやめていただきたいと強く思います。
有名な女性アナウンサーや記者の方々も参加されていました。
私は、「被害者を絶対に一人にしない。
セクハラで声をあげたら攻撃される、あるいは声をあげることができない社会を変えていきましょう!!!
個人の尊厳が何よりも大切にされる社会に変えていきましょう!!!
財務省も変えていきましょう!!!ご一緒に力を合わせましょう」などスピーチしました。
皆様、本当にお疲れさまでした。土砂降りで、洋服なども水浸しで、寒さで風邪をひきそうな中でしたが、参加者の皆様の熱い思いが伝わる行動でした。
どうか温かくして、風邪などひきませんように。