9月6日、「建設職人基本法」超党派フォローアップ推進会議に参加しました。
今回の主な内容は、「建設職人基本法」(建設工事従事者の安全及び健康の確保の推進に関する法律)の附帯決議による優先事項についてです。
建設死亡災害の4割をしめる転落災害を撲滅するための実効ある施策について、点検などの強化、安全衛生経費の別枠支払い問題などなどです。
厚生労働省、国土交通省から来年度予算案概算要求についての説明もありました。
建設職人基本法が成立し、その関連予算は概算要求でもついています。
実効ある施策にしていくために力を合わせていきたいと思います。
会議では、私もひとこと述べました。
オリンピック・パラリンピックにかかわって、新国立競技場の工事で、新卒の23歳の方が失踪し、過労で自ら命をたつといういたましい事件がありました。心から哀悼の意を申し上げたいと思います。
自ら命をたった直前の1カ月の時間外労働は211時間56分だったと弁護士さんが調査の結果を公表されています。
この建設職人基本法ができた時の附帯決議には、「今後東京オリンピックパラリンピック関連工事が増大することに伴い、建設工事従事者の安全と健康に特に配慮が必要な状況下、政府はそのために必要な対策を講ずること」と書かれ、基本計画でもオリンピック・パラリンピックの建設工事において、「安全衛生対策の徹底を図り、今後の快適で安全な建設工事のモデルとする。また、日本の建設工事の高い安全性と信頼を次世代へ継承していく」と明記されています。
私は、建設の現場で働く皆さんの命と健康を守る力を実質的にもつようにいっそう努力していきたいと決意を申し上げました。