8月24日、新日本婦人の会岩倉支部サルビア班の皆様や地元の皆様が、名古屋鉄道株式会社(名鉄)本社を訪れ、名鉄石仏駅東改札口の創設、駅のバリアフリー化についての懇談を行いました。
ますやのりこ岩倉市議と私もとむら伸子が同席しました。
新日本婦人の会岩倉支部サルビア班の皆様は、2003年、2011年と名鉄にたいし石仏駅東側にも改札口をつくってほしいと要請してきました。
2013年1月には、五条川小学校区の4区長の皆様が連名で、岩倉市へ要望書を提出しています。
2013年から尾北地区広域交通網対策連絡協議会において最重要項目として要望。
岩倉市独自でも名鉄に出向き要望してきました。
もちろん、ますやのりこ岩倉市議もこの石仏駅の問題を何度もを取り上げてきました。
2003年、「無人化にしないで!」と要望し、サルビア班の皆様の名鉄要請に同席。
2011年11月、9月から取り組んだ「石仏駅東側に改札口設置要望書署名」(40団体代表と2000人の個人署名)をもってサルビア班の皆様と要請。
2013年6月、国土交通省中部運輸局交通環境部へ新バリアフリー法を聞き取り、石仏駅の写真などを持参し、要請。
2017年6月議会でも、2011年に改正された新バリアフリー法にもとづく基本方針では、1日乗降客3000人以上の駅のバリアフリー化を2020年までに実施するとされているなかで、石仏駅のバリアフリー化を求めました。
答弁では、“地元区はじめ多くの市民の願いである。今年度に入ってから、改めて市長、副市長、関係部課長が現地確認をし、その必要性や実現に向けての課題を再認識した。今後、名古屋鉄道と直接対話する機会を設け、実現に向けて努力していきたい”との答弁を引き出しています。
こうした経過のある石仏駅の問題ですが、
新しい住宅やアパートができたこともあり、1日の平均乗降客数が、2013年3258人、2014年3477人、2015年3631人とここ数年のびています。
名鉄の職員の方からは、石仏駅については、「岩倉市と協議を重ねているが、具体的にはまだ言えない」と最初に回答しました。
どういう協議をしてきたかを尋ねると、
名鉄の職員の方は、階段やスロープの問題など石仏駅が、バリアフリーの基準を満たしていないとの認識を示し、「つくることは間違いない」「やりたいと思っている」と述べました。最近では、月1回以上、岩倉市と協議を進めていることを明らかにしました。
また、住民の皆さんの要望と岩倉市の対応次第で、加速化してくれるのかと問うと、岩倉市の計画に「がんばってついていきたい」とも述べました。
ますや市議によれば、岩倉市は、今度の9月議会の補正予算案で、石仏駅東口改札及び駅前整備計画検討業務委託料として519万5千円を計上しているそうです。
石仏駅周辺で、具体的に土地を取得する動きも進んでいます。
国や自治体の補助金を受けるために申請するのは、鉄道事業者ですから、ぜひとも住民の皆様の切実な願いに一刻も早く応えていただきたいと思います。
懇談のなかでは、駅のホームが狭く、特急などが通過する際には、大変危険な状況であり、スピードを落としてほしい、ホームを広くしてほしいとの要望や、転落したときにすぐに対応できないし、障がいをもった方々が駅で待たされたりしているので、駅員さんを復活してほしいと安全最優先の運行を望む声が出されました。
また、バリアフリー化されたトイレの設置や、屋根がないところへの屋根の設置、ベンチやいすを増やすこと、跨線橋は残すこと、より情報を伝える電光掲示板や時計の設置などの要望も出されました。
引き続き皆様とともに安心して利用できる駅にしていくために頑張っていきたいと思います。
皆様、本当にありがとうございました。