6月9日、6月8日夜までは国土交通省が出せないと言っていた資料について、“一部は出せる”との連絡が入りました。
私が要求したのは、6月7日の航空管制官の増員を求める質問にたいし、国土交通大臣が答弁していた管制職場の皆さんの「満足度調査」についてです。
私は、中部国際空港の管制の取扱機数が増えているのに、管制官が7人も減らされ、現場から「これでは空の安全を守ることができない」と悲鳴があがっていると指摘しました。
国土交通大臣は、「満足度調査におきまして、中部空港事務所の満足度は全国の平均を若干上回っている状況」と少し得意げな顔で答弁しました。
ですから、その「満足度調査」なるものを資料として出してほしいと資料を要求したのです。
最初、1枚(写真)だけが提出されました。
「満足度」は、
全体の平均 3.02
中部国際空港 3.03
ものすごく微妙に上回っているだけです。
しかも、中身をみてみますと、中部国際空港が高い項目は、「職場メンバーの能力や仕事に向き合う意識が高く、学ぶことが多い」という点です。
これは、ダブルチェックなどができなくなり、リスクが高まっている職場実態とは別問題の調査項目・回答です。
職場の皆さんが高い意識で頑張って、お互いにリスペクトしているという管制職場の皆さんの姿が浮き彫りになるものです。
これでどうして、私の質問にたいし少し得意げに答弁できるのかがわかりません。
大臣があやまった認識のもと、管制官を減らすという判断しないように、再び質さなければならないと改めて資料をお願いしました。
①全体及び各空港の全項目の回答
②白紙の調査用紙(2014年度~2016年度の3年分)
③全体及び各空港の回答数、うち管制官の数および割合
昨日の段階では、①~③は、先に出した資料(写真)しか出せないと回答がありました。
私は、情報公開は、憲法が保障している国民主権の基本、①~③すべて出せないというのは納得できないこと、情報公開しないのであれば、そのこと自身を質問しなければならないことを述べました。
今日の回答も、①は出せない(職員の皆さんに外には出さないといったから。しかし、大臣は答弁で述べました)との回答。
②は出せる、③は今のところ、全体の回答数のみ出せる、と言ってます。
情報公開は、国民主権の大前提ですから、折れるわけにはいきません。