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レポート

衆議院国土交通委員会で、リニア事業への異議申し立て、工事による地下水などへの影響を質問しました!!!

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5月26日、衆議院国土交通委員会で、リニア事業への異議申し立て、工事による地下水などへの影響を質問しました!!!

 2014年12月、行政不服審査法に基づき、リニア工事実施計画の国土交通大臣認可にたいし、5058件もの異議申し立てがなされています。

 しかし、2年半たった今も、国土交通省は審査結果を出していません。

 国民の皆さんの権利を救済するための迅速な審査を求めた行政不服審査法の趣旨に反していると批判しました。

 「申し立ての結果を出さないまま、リニア工事だけは進めるのは住民の皆さんを軽視している。採決するまで工事を止めるべき」と強調しました。

 また、審査をしている部署が、リニアの工事実施計画を認可した所と同じ、鉄道局施設課である点について、「認可した者と審理する者が同じでは、第三者性、公平性に欠ける」と批判しました。

 さらに、リニア工事による地下水への影響について質問。

 山梨実験線では、水枯れ、沢が枯れる、井戸が枯れる、減水するなど被害が出ているが、リニアトンネルからどのくらい離れた地点で影響があったのか質問しました。

 奥田鉄道局長は、35件補償の申し出があって、34件因果関係を認め、33件補償したと回答しましたが、距離については公開を求めましたが秘密とのことでした(怒)。

 愛知県春日井市では、坂下非常口及びリニアルート近くに春日井市の自己水源の深井戸があり、地下水を使っているお豆腐屋さんも2軒あり、障がい者施設も地下水を使っていると紹介し、リニア工事によって、地下水、井戸水の減少、枯渇、汚染、水質悪化がおきた場合は、補償されるのか確認しました。

石井啓一国土交通大臣は、公共事業と同じように補償されると答えました。

水質については、坂下非常口のすぐわきの井戸において検査するというので、その一つの井戸だけでなく、まわりの井戸や地下水の水質も含めた事前のモニタリング調査を行うべきと質しました。

石井国土交通大臣は、「JR東海には、今後の工事も適切にモニタリングを行い、環境に適切に配慮していただきたい」と答弁しました。

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