もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

愛知視覚障害者協議会の梅尾朱美会長、視覚障害者の権利を守る運動を支援する会の寺西昭代表はじめ皆さんが国土交通大臣あてに、「可動式ホーム柵の設置を求める要請」を行い、私も同席しました。

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 3月6日、愛知視覚障害者協議会の梅尾朱美会長、視覚障害者の権利を守る運動を支援する会の寺西昭代表はじめ皆さんが国会へ来られ、国土交通大臣あてに、「可動式ホーム柵の設置を求める要請」を行い、私も同席しました。

 要請の際には、金山総合駅前などで皆さんがこつこつ集めた点字の署名を含め2784人分の署名も手渡されました。

 梅尾会長と寺西代表は、試験的に導入されている新しいタイプのホームドアについて、何か所かの現地調査を踏まえ、上下に開く「昇降式」のホームドアは誤作動などで、いつ頭に落ちてくるかと不安になること、従来型の左右に開く「開閉式」のホームドアは、白杖の先で位置を確認しながら利用でき、安心であることなど語られ、「開閉式」のホームドア設置の促進を要請されました。
 
 度重なる視覚障がい者の方々の駅ホームの転落死亡事故をうけて、国土交通省も2020年までに1日平均利用者10万人を超える駅のホームドア設置の前倒しなど方針を出しています。
また、新しいタイプのホームドアの試験的な導入も見え始めています。

 梅尾会長や寺西代表は、「多様なホームドアができると覚えることも大変で、視覚障がい者は困ってしまう。点字ブロックの多様化で大変困った経験をしていますが、そのことをホームドアでは繰り返さないでほしい。なるべく規格を統一化してほしい」「視覚障がい者が困るようなものを一方的につくるのでなく、当事者の声を聞いてつくってほしい」と語られました。

 また、JR東海が金山駅東海道線ホームに来年試験的導入をきめたホームドアの開閉部分の幅が4メートルもあり、電車のドアの位置を特定することが難しいこと、JR東海に要望書を持っていっても受け取ってもらえず、対話ができない状況を改善させてほしいと訴えました。

 国土交通省鉄道局は、「昇降式」ホームドアについては検討会で視覚障がい者団体の方からもデメリットの意見がだされ、「中間とりまとめ」にそのことが明記されていること、鉄道事業者には要請の内容などは伝えていることなど回答しました。

 視覚障がい者の皆さんにとっても安心で使いやすいホームドアの設置の促進へ、私もいっそう頑張る決意です。

 梅尾会長、寺西代表はじめ皆様、本当にお疲れさまでした<(_ _)><(_ _)><(_ _)>

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