2月15日、衆議院予算委員会の愛知県での地方公聴会に参加する委員を中心に三菱重工名古屋航空宇宙システム製作所 小牧南工場を訪問しました。
国産ジェット旅客機「MRJ」(三菱リージョナルジェット)の最終組み立て工場と塗装の工場をみました(もう一つの塗装工場も建設中でした)。
「MRJ」は70人乗りと90人乗りがあるそうで、各国国内の地域間輸送を担う旅客機とのことです。
部品の7割は海外からの輸入とのことでした。難関の「型式証明」をとるために実績のある部品を使うためとお話されました。
下請け中小企業への経済波及効果を期待しすぎてはいけないと痛感しました(航空機の部品をつくる能力があることでアピールにはなると思います)。
現在、5号機まで完成しており、アメリカで試験飛行をしているものと日本で試験飛行をするものがあるそうです。日本での試験飛行は、県営名古屋空港を使って行うと話されました。
個別にF35戦闘機の最終組み立て工場や日米政府で勝手に決めたF35戦闘機のリージョナル・デポ(重整備拠点)についても質問しました。
一昨年12月から稼働しているF35戦闘機の最終組み立てはどこの段階で、初飛行を間もなく行うのかとの質問に、今年度はなく、おそらく来年度との回答が返ってきました。
ただし、スケジュールを決めるのはアメリカ側との回答でした(ロッキード・マーティン社の下請け工場として最終組み立てをやっているので、アメリカ側とは、ロッキード・マーティン社のことだと思われます)。
F35のリージョナル・デポについては、まだ工場建設は手をつけていない、との回答で、現在、そのための準備をしているようでした。
短時間で残念でしたが、やはり現場をみることはとても大事なことだと痛感しました。
お忙しい中、本当にありがとうございました。