12月21日、22日とJR北海道が10路線13区間の計1237キロについて、単独維持困難(11月18日)とした問題で現地調査に入りました。
北海道の紙智子参議院議員、畠山和也衆議院議員を先頭に、国土交通委員の清水忠史衆議院議員、山添拓参議院議員、私もとむら伸子が現地調査に入りました。
佐野ひろみ北海道議、菊地よう子北海道議、真下紀子北海道議にも一緒に調査に行っていただき、大変心強かったです。
【JR北海道問題 現地調査1日目――日高線】
12月21日は、日高線の問題で現地調査に行きました。
日高線は、2015年1月の高潮の被害があり、2016年8月にも台風の被害がありました。そうした線路の被害で、列車が走れない状況がずっと放置され続けています。
真壁悦夫日高町議と合流し、まず、三輪茂日高町長にお会いしました。
日高町長は、「まずは、復旧復活してほしい」、無傷の部分もあるので、「動かしてほしい」と語り、「昔の人が守ってきたものを私の代でなくしたくない」と強調されました。
地域の皆さんが苦労しながら守ってきた鉄路をどうしても守りたいとの思いを語ってくださいました。
線路が、ズタズタになってしまっている現場にもいきました。
まもなく高潮被害から2年になりますが、ずっと放置されたままであることは、本当におかしいと思います。まずは、復旧するのが筋です。
住民の皆さんとも懇談しました。お忙しい中、40人以上の方が参加してくださいました。
JR日高線守る会の取り組みや車いすの方や人口股関節を入れている方の病院に通うなどのご苦労も伺いました。
「汽車を復活してほしい」「強制労働などの多くの犠牲のなかつくられてきた鉄道を簡単になくしていいのか」「鉄道を復旧し、バスも充実してほしい」など皆さんから声が寄せられました。
国が行った国鉄の分割民営化で、巨額のもうけを上げているJR東海がある一方で、赤字のJR北海道・・・こうした切り分けをした問題、経営安定化基金も国の低金利政策のなかで、運用益が大きく減ってJR北海道の赤字がますます悪化し、しわ寄せが住民の皆さんにいっている問題など、そもそも国の責任は重大です。
紙議員、畠山議員は存続のために国会質問でも取り上げています。
リニア支援よりも、まずはJR北海道の被災線路の復旧こそ必要です。
いっそう住民の皆さんの声を届けるために頑張らなければと痛感しています。(2日目に続く)