9月12日、一般社団法人全日本視覚障害者協議会の皆様、東京視覚障害者協会の皆様が「落ちない駅ホームを一日も早く実現を」との石井啓一国土交通大臣あての要請を行いました。
日本共産党から田村智子副委員長、山添拓参議院議員、斉藤和子衆議院議員、堀内照文衆議院議員、宮本徹衆議院議員、私もとむらが同席しました。
国費を含め全ての駅ホームに可動式ホーム柵を整備すること、東京地下鉄銀座線の可動柵の整備計画の前倒し、転落要因調査、駅員の配置、駅員配置に補助金制度を、点字情報提供の抜本的強化、視覚障害者当事者の意見を聞くシステムの構築など要請されました。
国土交通省鉄道局からは、「駅ホームにおける安全性向上のための検討会」でハード、ソフトで検討していき、年内に「中間とりまとめ」を出す予定であることや、これまである補助制度(国、地方、鉄道事業者の負担で国は3分の1補助)を活用し、必要な支援を行いたいとの従来通りの回答がありました。
また、駅ホームの人員配置については、有人、無人の駅にもかかわらず、事前の連絡で介助していくということを当面は考えていること、当日の連絡でも可能な限り対応する方向であるとの回答がありました。
田中章治代表理事は、「盲導犬ユーザーとして8月15日の青山一丁目の事故はショックだった」と語られ、現場に言って安全確保がいかに困難な駅であったかを実感されたことや一刻も早くホームドアをつけてほしいと訴えました。
その駅にどのくらいの交通弱者が利用しているかも勘案して優先的につけてほしいとの声には、「ホームドアの整備は10万人と視覚障害者の要望がある駅から優先」との説明もありました。
「視覚障害者がよく利用している福祉会館のある三田駅が優先設置の駅になっていなかった。こうしたことがないようにしてほしい」との声や「ホームに3回落ちている。固定柵があったところ。その後、可動柵をつけてくれたが、人が落ちないと可動柵にしてくれないのか」との声もありました。
「地域間格差をなくしてほしい」、「飯田橋駅や日の出町駅などは、ホームと電車の間があいていて、視覚障害者にとって明らかに危険な駅」、「他の乗降客の声掛けなどは不確実なもの」などなど声が出されました。
今年度補正予算案でも来年度予算概算要求でもホームドアに使える予算は増えてはいますが、抜本的増額で命が守られる「落ちない駅ホームを一日も早く実現」するために全力をあげていきます!!!
皆様、本当にお疲れ様でした。