日本共産党国会議員団は11月10日、「くい打ち工事偽装問題対策チーム」の初会合を国会内で開きました。
責任者に穀田恵二衆院議員(国対委員長)、副責任者に畑野君枝、島津幸広両衆院議員、辰巳孝太郎参院議員が担当し、私は、事務局長となりました。
旭化成建材のくい打ち工事偽装は、データを偽装した個人の問題にとどまらず同社の中で偽装が常態化していることが明らかになったばかりか、同社以外でも偽装が発覚するなど建設業界の構造的問題に発展しています。
問題の発端となった横浜市のマンションで党横浜市議団と調査などを行った畑野議員は、くいが基盤まで達していないのに建物の構造上は安全性に問題はないとされることなど、法制度の不備を指摘しました。
穀田議員は「耐震強度偽装事件のときも、東洋ゴムの免震偽装も大問題になった。今回は、重層的下請け構造を背景にした広範囲にわたるもので、建設業界の構造的な問題として対策を講じる必要がある」と指摘しました。
会合は、国会で閉会中審査を求めていくことや、データ偽装が判明している建築物などの調査活動に取り組むことを決めました。