5月1日、メーデー参加後、免震偽装問題で被害にあった京都府舞鶴市の「独立行政法人 国立病院機構 舞鶴医療センター」に穀田恵二衆院議員、後野和史舞鶴市議、国会と現地の秘書の皆さんとともに行き、現地調査をさせていただきました。
お忙しい中、法里高院長はじめ皆様が対応してくださいました。
舞鶴医療センターでは、現在の病棟が古くなり、新しい病棟を立て替えているさなかで免震偽装問題が発覚し、6月に建設が終わるはずであったものが、延期せざるを得ない状況になっています。
建設中の病棟には、42基が設置されていました。
災害時にも医療対応ができるように免震対策を講じたのに、それが偽装であったのです。
しかも、舞鶴医療センターの場合、「免震層の変形量が壁と擁壁のクリアランスの95%に達し、衝突の恐れを抱えるものがある」と言われ、偽装のなかでも深刻なデータをしめしています。
東洋ゴム工業内部では、この偽装問題は、昨年からわかっていたことです。にもかかわらず、偽装商品を売り続けました。
東洋ゴム工業は、記者発表の前に舞鶴医療センターが対象になることさえも知らせず、何日かたった段階で、病院が話を聞く段取りをしてはじめて舞鶴医療センターにきて、謝罪と話があったことや、いまだに今後の見通し、対策をどうするかの提示もないことなど会社側の不誠実な対応は、お聞きしていて、本当にひどいものでした。
5月8日には、この免震偽装問題で、東洋ゴム工業社長、常務執行役員、日本免震協会(指定性能評価機関)、研究者の方などを国会に招致しての参考人質疑に穀田恵二衆院議員が立つ予定です。
引き続き、会社の責任を問い、偽装を見抜けない仕組みそのものを変えるため、真相究明、再発防止のために力を尽くします。
京都へ向かう新幹線の中からとった道中の写真