岐阜県恵那市でのJR東海主催・リニア事業説明会
11月11日、岐阜県恵那市でのリニア事業説明会に参加しました。
水野のりみち恵那市議、井上さとし地区委員長も参加されていました。
恵那市内には、リニアが約10キロ走り、そのうち85%が地下。地上にでる部分は、防音壁、一部には防音フードが設置される予定とのこと。地下5m未満の土地は買い取るが、地下5m以上~30m未満は、区分地上権を設定するとのことでした。
水野市議は、山梨のリニア実験線で水脈が断ち切られ、沢がかれるなどの被害がでたことを指摘。
そのことについて、JR東海は、「山梨の実験線で一部被害を出してしまった」と認め、補償等について「地域の方々と最終的な打ち合わせをしている」とだけ答えました。
さまざま環境問題の対応について、すべてJR東海が対応するとの回答もありました。
参加者の方から、ウラン鉱山については、ウランがあるところはルートからはずした、放射線量をはかりながら作業するとのことでしたが、第三者が測定するわけでもなく、不安はぬぐえませんでした。
断層、直下型地震の不安の声にたいして、JR東海は、トンネルのロックボルトの本数を増やす、鋼製支保工、インパート、岩盤補強などで対応。従前の矢板工法ではなく、NATMといってより安全度の高い工法を採用する予定など回答しましたが、これで危険性が全くなくなったといえるのか不安は残ります。
別の参加者の方は、“私の家のすぐ下を通るのではないか。にもかかわらず、この事業説明会が先で、事前の話も何もなく、納得いかない。電磁波の影響は本当にないのか。何かあったら補償があるのか”と質問されました。
JR東海は、事前の話がなかったことについては謝罪し、電磁波については、国際的なガイドラインを下回るので問題がないとの一点張りでした。国際基準も長期に継続的に電磁波を浴びることを想定した基準ではないため、問題ないと本当に言い切れるのか疑問が残ります。
また、愛知県に住んでいるが、リニア沿線に土地をもっているという別の参加者の方は、今後、地域での説明会を回覧板などで知らせると言っているが、そこに住んでいない人たちが蚊帳の外になっている。インターネットなどで細かい説明会についても公表してほしいと要望しました。
JR東海は、細かい事業説明会をインターネット等で知らせることについては明言をさけ、中心線測量などで場所が決まってから「個別に連絡する」と答えました。
「東日本大震災の復興なども遅れ、人手不足も言われている中で、なぜ今リニアなのか」、「東海道新幹線の震災対策に力を注ぐべき」などの声もだされました。
私も手をあげましたが、あたりませんでした。同じように当らずに終わった方も何人かみえました。
説明会の全体を書ききれていませんが、このような感じでした。
問題山積、しかも一部の方にしかさまざまな問題を知られていないリニア事業の工事強行は絶対にやってはならない!このことを痛感した説明会でした。
帰りには、お話を伺いながら、水野市議に駅までお送りいただき、栗きんとんまでいただき、大変恐縮しております。ご親切に本当にありがとうございます<(_ _)>
「おばあちゃんの手仕事展」
11月11日、二つの会議終了後、「おばあちゃんの手仕事展」 に西山あさみさん、斉藤愛子さんとともに行きました。すでに閉まってました・・・(ToT)