8月12日、「2014 あいち平和のための戦争展」@名古屋市公会堂にいってきました。
お地元の昭和区の柴田たみお名古屋市議選予定候補とご家族ともお会いしました。子どもさんたちに平和の大切さを伝えようという柴田さん素敵です!
山内さとる半田市議、佐藤だいすけ小牧市議ともお会いしました。
名古屋大学名誉教授の鳥居達生先生にもお会いし、鳥居先生が小学校5年生まで中国の北部で暮らしてきたことなど伺いました。命からがら戻ってこられ、九州のお母様の実家に一時いて、その後、「掘っ立て小屋のようなところで過ごして、食べるものもなくて大変だった」とおっしゃっていました。こうした戦争の体験から、今、日本と中国との友好のために尽力されているのだと納得しました。
春日井市のAさんからは、お父様が戦地にいった時にもっておられた皆さんの寄せ書きの書かれた日章旗のレプリカをいただきました。「これが血のあと 」との言葉を重く受け止めました。
絵本『ぞうれっしゃがやってきた』の作者の小出隆司さんから、名古屋市立東山動物園で戦時中も守られた二匹のゾウ、マカニとエルドのお話、戦時中必死に守った人々のお話、戦争の状況などお話をお聞きしました。
その後は、強制連行で大府市・東海市の大府飛行場で働かされ、亡くなった中国の人々はじめ中国人強制連行問題について、ジャーナリストの尾崎吉彦さんの講演をお聞きしました。
愛知県内、さまざまなところで、外国の方々を劣悪な状態で働かせ、開発されてきたことを痛感します。
その後、日本軍性奴隷制度の問題で被害を受けた女性たちが国会の議員会館や東京、京都で皆さんに語っている証言ビデオをみました。強制連行はなかったかのようにいう方々は、10代の女性たちが好んで行ったというのでしょうか?そうした言動は、被害にあった女性たちへの侮辱に他なりません。
そして、一番の問題は、日本軍の関与のもとで、多くの女性たちが性奴隷と言える状況下で尊厳を深く傷つけられたことです。
日本政府が、事実を事実として認め、心からの謝罪と賠償、名誉回復を行うことを被害を受けた女性たちが生きているあいだ(亡くなられた被害女性もたくさんみえます)に行わせばければなりません。
日本が受けた被害だけでなく、日本が行った加害の実態を伝えようとしている「あいち 平和のための戦争展」は、とても大切な取り組みだと思います。
今後、愛知県・名古屋市が戦争資料館をつくることになっていますが、ぜひいかしてほしい視点です。
準備をしてくださった皆様に心からの敬意と感謝を申し上げます。
豊田市、猿投地域と戦争
展示のなかには、豊田市、猿投地域と戦争のことが展示されたブースもありました。
私が住む地域も朝鮮から来た方々が強制的に開墾させられた土地です。
地域の発展は、決して日本だけの努力ではないことを肝に命じなければなりません。