6月18日、名古屋市天白区の日本共産党野並支部・後援会の皆さん、石川ひさし名古屋昭和・天白・緑地区委員長とともに、天白川の「速やかな浚渫(しゅんせつ)」を要望する署名をもって、愛知県知事あてに要請しました。
野並学区の住民の皆さんは、2000年の東海豪雨で大きな被害を受けて以来、激しい雨が降るたびに不安に駆られています。
東海豪雨以後、天白川の川底を下げる工事が行われると同時に堤防の改修が行われ、野中橋より下流堤防の高さが1m以上低くなりました。そして今、その工事が野中橋の上流、菅田橋まで進められています。
「堤防を低くして大丈夫なのか」という住民の不安の声に県河川課の説明は「天白川の川底を低くして、流量そのものは以前より増えているから大丈夫」と言っていますが、現実には、野中橋より下流の川底は土砂の堆積がすすみ1m以上高くなっており、当初の計算上の流量を下回っているのではないかと心配の声が広がっています。
集中豪雨の際でも、再び水害に合うことがないように、(1)速やかに天白川川底の土砂を浚渫すること、(2)天白川の流れを阻害しないよう河川内の樹木を伐採することを地図や写真で示しながら要望しました。
地域の皆さんとともに「豪雨が来る前に是非対策をとってほしい」と強調しました。
愛知県尾張建設事務所の担当者からは、「一度被害にあっているところで、二度あってはならない。測量などの過去の資料を調べ、現地に行き状況をみて連絡します」と回答がありました。