5月20日、名古屋大学の「減災館」に日本共産党名古屋市会議員団の皆さんとともに訪問させていただきました。
お忙しい福和伸夫センター長にお時間をとっていただき、さまざまご教示いただきました。
南海トラフ巨大地震や伊勢湾台風の再来などが懸念される中、減災のための主体的な取り組みが必要と、2010年12月に名古屋大学に「減災連携研究センター」ができました。
その後、さまざまな発展のなかで、2014年3月にセンターの拠点となる「減災館」ができました。
私たちの住んでいる地域に、「研究」「対応」「備え」の拠点ができたことは、本当にうれしいことです。ご尽力いただいた皆様に心から感謝を申し上げます。
研究プロジェクトとしては、エネルギー防災(中部電力)、ライフライン地盤防災(東邦ガス)、地域社会減災計画(応用地質)、減災を実現するための研究プロジェクト、防災教材の研究開発、南海トラフ広域地震防災研究プロジェクト、東海圏減災研究コンソーシアムなど行っています。
人材育成としても防災アカデミー、げんさいカフェ、防災・減災カレッジなどの取り組みも市民の皆さんが参加できる形で開かれています。
委託研究員の中には、愛知県、安城市、幸田町、東海市、津島市の職員の方もみえました。地域の防災・減災の人材育成にも大きく貢献しています。
命にかかわる大事な取り組みにもかかわらず、研究者の多くが有期雇用契約(5年や7年など)とのことで、国をあげて改善しなければならない問題も強く感じました。
「減災館」「名古屋都市センター」「名古屋市港防災センター」との連携で役割を果たしていくことについてもお話いただきました。
福和センター長からは、愛知県の防災・減災体制について、体制上(職員の数や位置づけ)も予算上も近隣県と比べても大変遅れた現状にあることも指摘されました。
せっかくの拠点ができたのですから、防災・減災の先進の地域となるように私たちも努力していきたいと強く思いました。
お忙しいところ、本当にありがとうございました!!
※「減災館」の詳しい内容は、ホームページをご覧ください。➡http://www.gensai.nagoya-u.ac.jp/