4月29日、名古屋哲学セミナーの皆さんが企画された国立社会保障・人口問題研究所の阿部彩さんの「子ども(と大人)の貧困を通して いま、あすを考える」というテーマの講演を聴きました。
誰もが「つながり」「役割」「居場所」を持てる社会にしようというお話に共感。
また、選別主義の国(対象者を選択する、貧困になったその人だけにむけて政策を行なうというもの。たとえば一定の所得以下の母子家庭に児童扶養手当を出すなど)より、普遍主義の国(すべての子どもを対象にした「子ども手当」「高校無償化」など)の方が所得格差が縮小したこと、貧困撲滅に有効であるかどうかに一番効くのは、再分配のパイの大きさとの指摘されました。
再分配のパイの財源について、阿部さんは所得税増税、法人税増税も必要だといい、消費税増税も致し方ないと言ってみえました。
日本共産党の社会保障充実と財政再建の道も示しながらの財源の提案をぜひ知っていただきたいなと思いました。
◆消費税大増税ストップ! 社会保障充実、財政危機打開の提言
http://www.jcp.or.jp/web_policy/2012/02/post-141.html