もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

【13・09・04】イラク戦争でトマホークミサイルを発射したアメリカ軍イージス艦「ヒキンズ」の名古屋港入港に抗議!!「ヒキンズ ゴー ホーム!!」帰還を求め平和な名古屋港のために行動!!

カテゴリー:

 
 9月4日10時ごろ、アメリカ軍のイージス艦「ヒギンズ」が名古屋港に入港したことにたいして、弥冨埠頭7号岸壁の現場で抗議の声をあげ、名古屋港管理組合、在名古屋アメリカ領事館に抗議と帰還を求める要請を行いました。

 即座に抗議行動を呼びかけてくださったのは、安保破棄愛知県実行委員会、愛知県平和委員会、平和と憲法を守る港区連絡会、非核の名古屋港をめざす会の皆さんです。

 山口きよあき名古屋市議(名港管理組合議会議員)、吉原つねお大治町議、八田ひろ子元参院議員、弥冨市の安井光子前弥冨市議や地元のみなさんも参加されていました。

 私たちに知らされたのは前日の9月3日でした。アメリカ軍から名古屋港管理組合に24時間前に発表をと要請があったからだそうです。
 ほとんどの住民の皆さん、愛知県民の皆さんに知らされることもないまま、私たちからしたら突然の入港です。緊急に呼び掛けられた名古屋港弥冨埠頭での抗議行動には、45名くらいの方々が参加しました。

 

 

 
 「ヒギンスはアメリカに帰れ!」「平和な名古屋港に軍艦はいらない!」「核兵器の持ち込みは許さないぞ!」「憲法9条を守れ!」と力を込めてコール!!

 名古屋港は、日本一の商業港であり、軍港ではありません。

 軍艦が頻繁に入港する港では、有事の際には攻撃の的になり、名古屋港で働く皆さんや地域の皆さんも心配されています。
 
 第3艦隊所属の「ヒギンズ」は、2003年3月の「イラクの自由作戦」を行い、イラク国内に向け、トマホーク巡航ミサイルを発射した艦船です。イラク戦争によって、何の罪もない子どもたちはじめ、イラク国民の命が奪われました。こうした犯罪的な役割を果たした艦船です。その軍艦が名古屋港を利用し、アメリカ軍の兵士が、児童養護施設を訪問し、名古屋の街を徘徊することは、平和を願う私たちにとって屈辱的なことです。

 

 

 

 
 私はアメリカ領事館が入る国際センタービルの前で「私たちは、戦争に加担したくない。一刻も早くアメリカ軍はアメリカに帰ってください!!」と申し上げました。
 国際センタービルに入っているアメリカ領事館に行きましたが、要請書も受け取ってもらえませんでした。

 名古屋港管理組合では、非核名古屋港の会の木村直樹さんが要請書を読み上げ、手渡しました(要請書は写真参照)。また、平和と憲法を守る港区連絡会・安保破棄・諸要求貫徹愛知県実行委員会・愛知県平和委員会の連名の要請書を青山公平さんが読みあげ、手渡しました(要請書は写真参照)。

 名古屋港管理組合の回答は、港湾法第13条第2項の「港務局は、何人に対しても施設の利用その他港湾の管理運営に関し、不平等な取扱をしてはならない。」という規定に基づいて、粛々とやるだけという趣旨の回答でした。
 港湾法のこの規定は、もともと軍事利用を想定したものではないのです。悪用を許してはなりません。

  また、「核搭載の有無について、09年の際に外務省へ問い合わせたので、それ以降行っていない」との無責任な回答もありました。

 さらに今回、米軍が、愛知県知事や名古屋市長への訪問や児童養護施設訪問を行うことや、名古屋の繁華街へ出かける危険性も明らかになりました。

 加えて、入港発表を24時間前とすることについて、法的根拠がないことも明らかになりました。

 管理組合に1か月前に打診があり、準備をしていたこともわかりました。

 「私たち市民、県民の要請より、アメリカの24時間前に公表との要請に従い、入港させるのはおかしい」との発言など憲法9条をもつ主権者として抗議しました。

 隣の四日市港は入港3週間前には議会にも報告し、1週間前には県民・市民の皆さんに公報することを定める「米軍艦船入港対応マニュアル」があり、こうしたマニュアルがあるからか米軍艦船の入港はありません。
こうしたことにも学ぶべきです。 

 日本共産党名古屋市会議員も9月3日、名古屋港管理組合の管理者である大村秀章愛知県知事あてに抗議の申し入れを行っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

© 2010 - 2024 もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)