8月6日、広島に原爆が落とされて68年となりました。
この1年で亡くなった被爆者は5859人で、あわせて28万6818人となりました。
8時15分、亡くなられた方々のご冥福と核兵器・戦争をなくす決意を胸に黙祷を行いました。
広島市の松井一実市長は「平和宣言」で、「無差別に多くの市民の命を奪い、人生をも一変させ、また、終生にわたり心身を苛(さいな)み続ける原爆は、非人道兵器の極みであり『絶対悪』です」と指摘。平和市長会議加盟都市、国連やNGOなどと連携して、「2020年までの核兵器廃絶をめざし、核兵器禁止条約の早期実現に全力を尽くす」と表明しました。
さらに国への要望として、「核兵器廃絶をめざす国々との連携を強化することを求める」と述べ、NPT未加盟のインドと原子力協定交渉について「核兵器を廃絶する上では障害となりかねない」と原発推進に懸念を示しました。
安倍晋三首相もあいさつしましたが、空疎なものでした。毎年言われてきた「憲法の規定の順守」も言いませんでした。
安倍政権は、4月のNPT再検討会議準備員会で、核兵器の非人道性を告発する共同声明(80か国賛同)への署名を拒否。声明の「いかなる状況下でも」核兵器を使用しないとした記述が「日本の安全保障の状況を考えた時にふさわしい表現か検討した結果、賛同を見送った」(4月25日菅官房長官会見)というのです。
被爆国の政府として本当に恥ずかしい、軽蔑するべき態度です。
核兵器をなくすためにイニシアティブがとれる政府に早く変えたいとの思いでいっぱいです。
亡くなられた被爆者の皆さんの分まで頑張る決意です。
※広島市・松井一實市長 「平和宣言」→https://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/0000000000000/1110537278566/index.html