もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
くらし守る

【12・07・06】放射能汚染が高い地域から愛知県に避難してきている子どもたちの健康調査について内閣府からの聞き取り

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 7月6日に東京へ行き、内閣府から放射能汚染が高い地域から避難してきた子どもたちの健康検査について聞き取りを行いました。

 内閣府は、子どもたちが、被ばくによって心配される疾患は、「甲状腺がんだけ」と言っていました。しかも「でも、おそらくそれも出ないでしょう。チェルノブイリとは違います」「(国会の院内集会でも上映された映画)チェルノブイリハートはあやしい」とも言っていました。

 そして、福島県の子どもたち(原発事故のときに福島県に住んでいた子どもたち全員対象)は、2年に1回甲状腺の検査をすればよい、それ以外の都道府県は検査もしなくてもよいと言っていました。甲状腺がんは、チェルノブイリでも4年後に初めて出てきたので、その前にでることはないと言っていました。

 「大丈夫というなら、それを証明するためにも、エコー検査や尿検査を含め子どもたちの健康検査を公的にしてほしい」と申しましたが、大丈夫と繰り返すのみでした。福島県の子どもたちの健康診査も福島県がおやりになること、という態度が感じられました。原発事故の原因は、国と東電なのに・・・。

 福島県や関東地域から愛知県に避難してきた子どもたち15人に13人甲状腺異常がある(診断書あり)ことを伝えましたが、「甲状腺異常は、通常でも十数パーセントありますから」と大丈夫論を繰り返すだけでした。

 内部被ばくを検査する機器は、愛知県にはないようです(ホールボディカウンタ)。もし検査するなら、東京に行くように愛知県は勧めています。
内閣府は、「機器が少ないですからねえ」というのみでした。

 たとえ、被ばくしてしまったとしても、早期発見早期治療で多くの子どもたちの命を救うことはできます。
 国には、そのことを要望しましたが、子どもたちの命を守る気がほとんど感じられませんでした。ここでも「安全神話」に毒されています。あるいは、調査結果を残さないようにどこかから圧力があるのでしょうか・・・。
 ここまでひどいとは正直思いませんでした。これも日本の悲しい現実です。
こんな対応は、絶対に許すことはできません!!
来年夏までには、衆議院選挙、参議院選挙があります。こんな政治は絶対に変えましょう!!

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