5月8日、名古屋商工会議所を訪問させていただき、懇談をさせていただきました。
河江明美衆院比例予定候補、日本共産党名古屋市会議員団の わしの恵子名古屋市議、岡田ゆき子名古屋市議、さはしあこ名古屋市議、事務局の浜田さん、広瀬記者と一緒です。
6月9日(土)に行われる経済懇談会のご案内も持って行きました(経済懇談会については下記参照)。
「消費税大増税ストップ!社会保障充実、財政危機打開の提言」のお話や中小企業支援について意見交換させていただきました。
名古屋市商工会議所の会員さんは、現在約1万6300社で、名古屋市内だけでなく愛知県内、県外の会社も会員登録されています。
対応してくださった方は、「リーマンショック以降、中小企業は疲弊しきっているというのが実感。金融円滑化法で助かっている面が大きい。円滑化法が来年3月で切れてしまうと持ちこたえられるか心配している」と語ってくださいました。
名古屋商工会議所では支部も含めて、事業所訪問して、金融相談、法律相談など「御用聞き」と言われる地道なすばらしい活動をされています。そういうなかで、中小企業の実態をつかんでみえます。
自動車産業は、裾野が広く、自動車産業でモノづくり日本一の県を誇ってきましたが、自動車産業の柱一本ではいけないと第二の柱を探求されています。
航空宇宙産業については、TV局などが、自動車産業から航空宇宙産業へ移行した企業を紹介してほしいと言われ、数社はあるが、同じところを紹介するわけにもいかないことや、航空宇宙産業は欧米がスタンダードで、それに適応し、アメリカが認証してくれないとつくれない面があり、自動車に比べると裾野が狭く、限界があることなど認識を示されました。
医療関係や環境関係などにも力を入れているそうです。
自然エネルギーで中小企業の仕事を増やすことについては、まだまだ展望が見えていないようです。国・自治体・住民の強力な支援が必要だと痛感しました。
年3回は商談会を開いて、異業種交流をされているそうです。
たとえば、税理士さんと社会保険労務士さんがお互いの仕事をカバーしあうなどの連携がとれるようになり、WINWIN=どちらにも利益となったケースもあったそうです。
下請け中小企業がいなければ、トヨタさんも成り立たないし、トヨタさんも良質な部品をつくる企業が倒産することを一番恐れていると言われました。
愛労連さんが実施したアンケートの結果などみても、震災後も下請け単価の切り下げで一層深刻な状況になっていること、政府の「社会保障と税の一体改革」で20兆円もの国民負担増になり経済がますます悪化し、市場としての魅力を失い、産業空洞化が一層加速するのではないか、など指摘させていただきました。
中小企業は日本経済の根幹、中小企業が元気でこそ、日本経済はよくなるという認識で一致し、その点では、私たちも大いに役割を発揮していきたいと思っています。
お忙しいところ、お時間をとっていただき、本当にありがとうございました。