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レポート

【11・11・16】16年間で250日しか動いていないムダで危険な「もんじゅ」の維持費は、1日4000万円!!――井上さとし参院議員の予算委員会質疑

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 11月16日、井上さとし参院議員の予算委員会での質問がありました。
 そのなかで福井県敦賀市にある日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」の維持費が1日4000万円だということが明らかになりました。毎日、4000万円ずつドブに捨てているようなものです。

 井上さとし参院議員は、原発政策は、高レベル放射性廃棄物の最終処分場も決まらず、破綻していることを質疑のなかではっきりさせました。

 また、核燃料サイクルは、六ヶ所村の再処理施設も18回も竣工を延期し、めどが立たず、「もんじゅ」(これまで1兆円以上)も16年間のなかで250日のみ稼動しているだけです。実用化は、無理なことは明らかで、核燃料サイクルは破綻しています。

 こんな核燃料サイクル計画から撤退するべきです。

 撤退を決断すれば、1日4000万円だっていつまでも費やし続けなくてもいいし、そのお金を除染や賠償のために使えるのです。

 原発推進、核燃料サイクル推進のために電力会社、電力業界が溜め込んでいるお金(現在5兆円を超える。将来の分を見込むと19兆円)を除染・賠償・廃炉基金として、原発事故の被災者の皆さんのために使うよう政府に要求しました。
 野田内閣は、一刻も早く決断してください。

※核燃料サイクル
「原子力発電所で使用した核燃料、使用済みの核燃料に含まれるウランとプルトニウムを分離して回収する。回収したウランとプルトニウムを燃料に加工してもう一度原子力発電所で利用する」というもの。

 井上議員の質疑では、TPPの問題も質問しました。センシティブな品目として関税ゼロにしない、自由化させないと政府が明言できる品目を具体的に答えよ、と言っても、はっきり答えませんでした。お米は守る気があるのですか?牛肉など畜産・酪農を守る気があるのでしょうか?医療の皆保険制度は守るのですか?

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 この質疑は、参議院のホームページで見られますので、是非ご覧ください。

 参議院インターネット審議中継→ http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
                 発言者の「井上哲士」をクリックしてください。

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