もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

【11・08・31】野田新総理・・・大連立、原発再稼動、大増税・・・未来がみえない

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 8月30日、新しい首相が選ばれました。

 自民党、公明党、民主党の三党合意を堅持するといいます。

 三党合意には、子ども手当の削減、高校授業料無償化の見直しなどが盛り込まれています。

 貧困と格差のなかで、少しでも格差是正に役に立つと評価できる施策をまず切ろうとしています。

 政党助成金(=年間320億円)を廃止することや、大企業・大金持ち減税2兆円をやめること、設楽ダム建設計画(3000億円)をやめることには手を付けず、子どもたちの予算を真っ先に切ろうとは、不届き千万。

 野田新総理は、消費税増税にも力をいれるそうです。
「来年の通常国会への法案提出を準備したい」と表明しました。

 日本の財政がこんなに悪くなったのは、無駄な大型開発、無駄な軍事費、そして行き過ぎた大企業・大金持ち減税が主要な原因です。ここを根本的に改めることが、日本の財政をよくする道です。

 野田新首相がやろうとしている「社会保障・税一体改革成案」は、消費税はあげる、社会保障は削減する最悪のなかみです。内需は冷え込み、ますます景気は悪くなるでしょう。

 そのうえ、野田新総理は、原発再稼働を進める考えを示しています。

 野田新総理になって日本経団連の米倉会長は、喜びをあらわにしています。

 このことからも震災復興も財界主導の上からのおしつけで、被災者の皆さんの生活再建は二の次になるのではないかと心配します。また庶民から吸い上げ、大企業や大金持ちに富が集中することを危惧します。

 はじめからこんなに未来が見えない新首相って・・・。
 
 みんなで力を合わせて変えるしかない!
 

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