東日本大震災と原発を考えるシンポジウム
6月25日、「革新・愛知の会」主催の東日本大震災と原発を考えるシンポジウムに参加しました。この日は、日本共産党の井上さとし参院議員がパネリストとして、日本共産党が発表した提言「原発からのすみやかな撤退、自然エネルギーの本格的導入を 国民的討論と合意をよびかけます」にそって党の立場を紹介しました。
立石雅昭新潟大学名誉教授、柘植新名古屋大学名誉教授、三枝豊明原発問題愛知県連絡センター代表委員もパネリストとして発言されました。
立石さんは「環太平洋地域はマグニチュード9の地震が続いている。チェルノブイリ事故から4年後に子どもの甲状腺がんが急増した」と発言。
柘植さんは「日本では進とチェックの機関が分離独立していない」と指摘しました。
三枝さんは「日本のエネルギーは日米安保条約でアメリカに握られている。中部電力は断層があることを調べた上でその上に原発を建設した」と発言しました。
井上さとしさんは、「毎日新聞」に掲載された小学生による手紙での「真剣議論」を紹介し、「真剣に議論を始めた未来ある子どもたちのためにも、『大人が何を間違えたのか』、大人自身が考え、正さなくてはなりません」と発言しました。
次々と質問が出る熱心なシンポとなりました。
原発からのすみやかな撤退、自然エネルギーの本格導入を!みんなで署名宣伝
シンポジウムがおわって、すぐに栄の繁華街で、原発からの撤退を求める署名宣伝を行いました。25日、26日は、全県でいっせいに署名宣伝を行おうとう取り組みました。
八田ひろ子元参院議員、かわえ明美さんとともにお話をし、「今の原発技術は、ひとたび事故が起きると放射性物質を人間の手で制御できず、未完成で危険なものです。原発から撤退して自然エネルギーに切りかえ、低エネルギー社会をつくりましょう」と呼びかけました。
友人と一緒に署名した豊田市の女性(18)は「今、福島の原発事故の対策に命をかけるべきなのに、菅首相おろしで争ってばかりの民主党や自民党の人たちは理解できないです。自然エネルギーへの転換で電力がまかなえることを、もっと宣伝してください」と話していました。
昭和・天白・緑地区の青年後援会の皆さんに震災ボランティア報告&交流
緑区に移動し、昭和・天白・緑地区の青年後援会の皆さんと交流し、震災ボランティアの報告をさせていただきました。
一人ひとりの自己紹介をそれぞれユニークにされ、それ自体がおもしろかったのですが、時間オーバー・・・。
私が行く前の17時から皆さんは、みっちり原発問題の学習会をやられていましたが、その質問コーナーになりました。
「廃炉にするためには、どのくらい時間がかかり、どのくらいのお金がかかるの?」、「大きな事故になり、損害額は甚大。採算性がない原発事業をなぜ進めてきたのか。本当に理解できない」などなど質問がだされ、地区委員会の西山さんとともに少しお話しました。
次に震災ボランティアの報告をさせていただきました。
「被災者の皆さんは、何もないなかでどうやって生活しているのですか」、「私の学校でもボランティアにとりくんでいます。地震・津波の被害も大変なのに、福島第一原発の事故が重なった地域は本当に深刻」、「ボランティアにいってみようかな」、「青年で7月に行く予定だよ」などなどお話しました。
今度はTPP問題の勉強がしたい、という積極的な意見もだされました。
若い皆さんとの交流・学習会は、いつも楽しいです。