もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
くらし守る

【11・05・01】第82回愛知県中央メーデーに参加

カテゴリー:

 
 5月1日、第82回愛知県中央メーデーに参加してきました。

 今年は、東日本大震災という未曾有の国難のもとで行われるメーデーです。
 
 被災地の皆さんと連帯して救援・復興に全力をあげよう!日本のあり方をかえていこう!!と4000人が参加しました。
 
 朝は、参加者の皆さんをお迎えする宣伝に参加。かわえ明美さん、八田ひろ子元参院議員、山口きよあき名古屋市議、さはしあこ名古屋市議、岡田ゆきこ名古屋市議、愛知県委員会の皆さんと一緒に宣伝しました。
 
 私は、被災者の皆さんの生活再建とその財源問題、原発問題をお話させていただきまし
た。

 救援募金、浜岡原発の即時停止・6号機の新規建設中止などを求める署名にも取り組みました。

 ゴールデンウィークということもあって名古屋市科学館にもずらーっと子どもさんや親御さんがたくさん並んでいました。世界最大のプラネタリウムの人気はすごいです。
 
 美しい星に目を輝かせる子どもたちにツケをまわす原発依存のエネルギー政策を絶対にやめさせなければなりません。
 
 集会では、わしの恵子名古屋市議、田口かずと名古屋市議、江上ひろゆき前名古屋市議かとう典子前名古屋市議、黒田二郎元名古屋市議、くれまつ順子前名古屋市議、さとう典生前名古屋市議、熱田区の西田とし子さんたちとも合流しました。

 メーデー宣言が採択されました(後述)。

 集会後、パレードを激励し、そのあと、皆さんと一緒に歩きました。

 

 

第82回愛知県中央メーデー宣言

 
 私たちは本日、たたかうメーデーの伝統を引き継ぎ、東日本大震災による被災者・被災地との連帯、絆を確かめ合い、働くものの雇用とくらしの安定こそ復旧・復興の要であることを確認し、第82回愛知県中央メーデーを成功させました。
 大震災犠牲者の冥福を祈り、一日も早い復興にむけて力をあわせましょう。

◇すべての労働者・県民の皆さん
 東日本大震災がもたらした被害と影響は甚大です。震災発生から2ヵ月になろうとする今でも、人間らしいくらしを奪われ続ける被災者が多数にのぼります。政府の被災者、被災地支援の拡充・強化、とりわけ被災者の生活支援と働く場の確保・創出と、医療、福祉、教育、失業者対策などの拡充は急務です。被災者の支援と保障の充実を求め、たたかいを強めましょう。

 東京電力福島第一原発の放射能漏れ大事故は、政府・財界・電力会社は一体となって原発「安全神話」を振りまき、最悪を想定した対策を講じないまま原子力利用を進めてきた結果であり、明らかな人災です。東京電力及び歴代政府の責任は重大です。事故の早期収束に全力をあげるとともに、すべての被害者への早期賠償、全原子力発電所の安全総点検と東日本大震災規模を想定した対策実施、あらたな原発建設の中止、安全優先の再生可能エネルギーへの転換などエネルギー政策の見直しを求めましょう。とりわけ浜岡原発は、発生が予測される東海地震の震源域真上に位置し、その存在は危険極まりないものです。福島第一原発の惨害を繰り返させないため、浜岡原発を直ちに停止させましょう。

 震災直後からの燃料、資材、部品、電力の不足は、被災者救援活動の障害となり、労働者の雇用や中小零細事業者の経営を脅かし続けています。背景には、国際競争力強化とコストカットを最優先に非正規労働者を増大させ、ジャストインタイム(トヨタ方式)などの生産体制を徹底してきた日本的経営があります。グローバル化する市場競争に勝ち残ることだけを追求する利益第一主義の社会は、災害にも経済危機にも極めて弱いことは明らかです。利益追求最優先の「新自由主義」と決別し、憲法が指し示す人間らしい働き方とくらしを大切にする社会をめざし新たな一歩を踏み出しましょう。

◇すべての労働者・県民のみなさん
 大企業製造業中心の経済構造が地域経済と中小企業を疲弊させ、貧困と格差の広がりや「非正規切り」など労働者の使い捨て、社会保障の連続改悪でいのちの危機が進行し、農林水産業を存続の危機に追い詰めてきました。これが21世紀初頭の「日本のかたち」であり、労働者・国民の危機と困難の元凶です。
 この危機と困難から抜け出すには、すべての労働者にディーセントワーク(人間らしい働き方)を実現し、国民には人間らしいくらしを保障し、内需中心の経済に転換するしかありません。大企業の内部留保は244兆円にも上り、富を集中させる仕組みや政治と決別しなければなりません。

 財界は、東日本大震災からの復興を口実に、ゼネコン奉仕の大規模開発への回帰、消費税増税など庶民増税の押し付け、道州制導入による地方切り捨てと自己責任の徹底、そしてTPP参加の促進など、国際競争力強化の成長戦略推進を政府に迫っています。

 大震災復興を口実に、労働者・国民のくらしを切り捨てることは許すわけにはいきません。被災者・被災地本位、労働者・住民要求にもとづく震災復興を求めるたたかいを強め、労働者・国民の要求が実る社会をめざし意気高く前進しましょう。

 働くものの団結万歳!第82回メーデー万歳!

2011年5月1日

                           第82回愛知県中央メーデー

© 2010 - 2024 もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)