11月3日、3年ぶりに開かれた「第32回あいち赤旗まつり」は1万人以上の皆さんが参加し、もぎ店や舞台、大道芸、子どもの広場など終日にぎわいました。
私も朝のお出迎え宣伝、愛知県内から参加された皆さんと楽しく交流させていただきました。
マスコミの方からも「すごい人ですね」との声をかけていただきました。
記念式典では、市田忠義書記局長、佐々木憲昭衆院議員、井上さとし参院議員、候補者が勢ぞろい。参議院選挙でお世話になった比例のかわえ明美さんと私も登壇しました。八田ひろ子元参院議員が司会をつとめました。
4人の県議予定候補もステージに登場。一宮市のいたくら正文予定候補(一宮市議)、春日井市の柳沢けさみ予定候補、豊橋市の伊達いさお予定候補(豊橋市議)、緑区のかとう典子予定候補(名古屋市議)が元気いっぱい決意を表明しました。
市田忠義書記局長の記念講演では、臨時国会での政府・民主党と自民党の論戦が、衆議院本会議でののしり合いが行われたように、「本質からはずれた形だけのパフォーマンスが横行する政治的退廃のありさまだ」と指摘。「それは、民主、自民党の間にまともな政治対決軸がなく、民主党の“自民党化”がすすんだせいだ」と述べ、くらし、経済、外交、「政治とカネ」の問題などでの“自民党化”ぶりを話しました。
くらしと経済の問題では、非正規労働者の大量解雇、正規労働者の賃金カットで、この1年間だけで内部留保を11兆円も増やし、大企業の「空前のカネ余り」が進んでいるのに、菅内閣の「新成長戦略」はまっさきに法人税減税を打ち出しています。
市田書記局長は、「結局『国民の生活が第一』から『財界のもうけが第一』というのが菅政権の姿だ」と批判し、大企業にためこまれた巨額の資金を、賃金や中小企業への単価の引き上げなどを通じ市場に還流させ、国内経済を豊かにさせる日本共産党の「経済成長戦略」を示しました。
外交の問題では、菅政権は、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉に参加することを表明。TPPに日本が参加すれば農水省の試算でも、食糧自給率が14%まで落ち込み、日本の農業は壊滅的な打撃を受けます。雇用が340万人減少し、地域経済に深刻な影響を与え、実質GDP(国内総生産)は1.6%押し下がります。
市田書記局長は、日本の農作物の平均関税率は12%で、EU(欧州連合)20%、ブラジル・アルゼンチン30%台などに比べ、低い事実を示し、「日本は農業鎖国」という意見の欺まん性を批判。「このうえ関税率がゼロになったら『亡国の政治』以外、何ものでもなくなる」と述べ、TPP交渉参加反対の姿勢を改めて示しました。
「政治とカネ」の問題では、民主党は、小沢一郎・民主党元代表の政治献金疑惑では国会での証人喚問を拒否し、一方で選挙公約であった企業・団体献金の受け入れ再開を決めました。
市田書記局長は、「企業・団体献金の受け入れ再開は明白な公約違反、国民への裏切りであり、民主党の“自民党化”をあますところなく示したもの」と指摘しました。
その上で、市田書記局長は、(1)国民の苦難軽減を立党の精神にし大企業優先、異常な日米同盟中心の悪政の大本にメスを入れる立場を綱領に明記している、(2)国民の思いに寄り添い、草の根で国民に結びついている、(3)創立以来、相手がどんなに強大でも平和と民主主義、くらしと権利を守ってきた歴史がある―という日本共産党の値打ちと役割を紹介。民主党政権の動向がどうなろうと、「政治を前に変えたい」という国民の願いは押しとどめることはできないと強調し、「その願い実現のために国民とスクラムを組み、あらゆる努力をする」、「国民の懐に飛び込み、要求実現の先頭に立ち、きたるべきいっせい地方選挙の勝利にむけ全力をつくす」決意を表明しました。
フィナーレは、シンガーソングライターの普天間かおりさんのコンサート。「必要なんだよ」、「芭蕉布」などをうたってくださいました。
気持ちのよい秋晴れの一日でした。
参加してくださった皆様、そして終日ご協力いただいたご近所の皆様に心からのお礼を申し上げます。