10月28日、設楽ダムや木曽川水系導水路の「再検証」について国土交通省中部地方整備局河川部から聞き取りを行いました。
いたくら正文県議予定候補(一宮市議)、かとう典子県議予定候補(名古屋市議)、八田ひろ子元参院議員と一緒です。
9月28日、馬淵澄夫国土交通大臣が、ダムの「再検証」の手法や基準を検討していた「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」の「中間とりまとめ」に基づいてつくった「再評価実施要領細目」にそって設楽ダム、木曽川水系導水路の検証をはじめよ、と中部地方整備局と水資源機構に指示しました。
今後、愛知県も「検討の場」に入ることになります。
聞き取りでは、「再検証」のやり方に関する問題点が浮き彫りになりました。
私たちは、「『再検証』というなら設楽ダム計画の根拠である河川整備計画やフルプランそのものを検証、点検しなければ意味がない。裁判の判決でも過大な水需要が指摘されている。それを見直すことが必要だ」と述べました。
河川部は、「どんなデータを点検するかはまだ確定していない。今後、中部地方整備局内で検討していく」と答えました。
また、設楽ダムの目的の大きな部分を占める「流水の正常な機能の維持」(有効貯水容量の65%)のための6000万㎥という現計画の目標を確保することが前提になっていることや、検証への住民参加についてもパブリックコメントしか保障されていない問題、六条潟への影響についても調査するかどうかも不確定であることなどが明らかになりました。
住民参加型の実効ある検証を行わせなければなりません。
設楽ダムや木曽川水系導水路を中止させるために引き続き全力をつくす決意です。