一宮駅前、金山総合駅前で宣伝
8月15日、戦後65周年の終戦記念日にあたり、戦争の犠牲になったすべての方々にたいし、心からの哀悼の意をささげるとともに、ご遺族の皆様に衷心からのお悔やみを申し上げます。
朝は、一宮駅前で板倉まさふみ県会予定候補(一宮市議)、尾関宗夫一宮市議、八田ひろ子元参院議員とともに終戦記念日にあたり、宣伝をさせていただきました。二度と戦争はしないと誓った憲法9条を生かしていく決意を改めて表明させていただきました。
「僕もこの一宮で空襲にあった。友達6人が死んでしまった。」こういって、「がんばってほしい」と言われる方など何人もの方が声をかけてくださいました。
金山総合駅前でも終戦記念日にあたっての宣伝をさせていただきました。手を振って応援してくださる方々にたくさん勇気をいただきました。
「あいち平和のための戦争展」
午後からは、名古屋市公会堂で行われている「あいち平和のための戦争展」を八田ひろ子元参院議員とみさせていただきました。山口きよあき名古屋市議にもお会いしました。
今年は、「韓国併合」100年にあたる年であり、日米安保条約改定50年という節目の年です。その節目の年にふさわしい内容の展示でした。
日本による朝鮮の植民地化、強制連行、強制労働、そして日本軍「慰安婦」という耐え難い、いまなお続いている苦しみを朝鮮半島の方々に与えたのです。
私たちの世代は、日本が引き起こした戦争の真実を知り、二度と同じ過ちを繰り返さないために、努力し続けなければならないと思っています。
名古屋の空襲。
原爆投下。核兵器をなくす問題。
沖縄戦と基地、日米安保条約の問題。
中国への侵略と強制連行・強制労働
ベトナム戦争の枯葉剤の被害。
イラクの子どもたちへの劣化ウラン弾の被害。
セイブ・イラクチルドレン名古屋の展示の前で、弁護士の小野万里子先生が、日本の自衛隊がイラク現地に武装したアメリカ兵を運んだ事実が、あらためてわかってきても、怒らない、日本の現状についての問いかけがありました。
おそらく、多くの日本にすむ人々が、日本の自衛隊がイラク現地に武装したアメリカ兵を運び、戦争に加担した事実を知らないのだと思います(知らされていない)。そして、沖縄の基地が、私たちの税金がアメリカの戦争に使われていることを知らないのだと思います(知らされていない)。
知らぬ間にアメリカの戦争に日本は協力しているのです。
知らないままにしておくことは、また同じ過ちを繰り返すことになることにつながります。
参議院選挙のとき、あるマスコミの方は「安全保障問題は票にならない」と言われました。
でも私は、やっぱり言い続けたいと思います。
イラク戦争のことも過去のことにできません。日本が戦争に加担したことを気付いてもらえるように、そして戦争や核兵器ときっぱりと縁をきる日本に変えていくために私は努力していきたいと思います。
終戦の4日前、1945年8月11日に回天にのって命をおとした旧小原村(現豊田市)の方の展示もありました。旧制愛知一中に通っていたそうです。
とても言葉で表現できません。
「収集資料展~平和について学び考える~」~愛知県立図書館にて
愛知県立図書館に行き、戦争に関する資料館調査会(愛知県・名古屋市)の「収集資料展~平和について学び考える~」をみました。
最初に目がいったのは、愛知県の「平和県宣言」と名古屋市の「平和都市宣言」でした。いずれも1963年に宣言されたものです。
「愛知県は、人類永遠の平和と幸福実現のために努力する平和県であることを宣言する」、「名古屋市は、・・・人類永遠の平和確立のため努力する」と書いてありました。
「平和県宣言」をしている愛知県から航空自衛隊C130輸送機はイラクに飛び立ち、子どもたちの命を奪うアメリカ軍を支援しました。
「平和県宣言」を知らされている県民は、どれだけいるのでしょうか・・・。
「平和県宣言」にふさわしい愛知県にしていくのは、愛知に住む私たちですね。
旧制愛知一中であった実話に基づいてドラマ化 NHKスペシャル 終戦特集ドラマ「15歳の志願兵」
夜は、NHKスペシャル「15歳の志願兵」というドラマをみました。戦局が悪化していく1943年、旧制愛知一中(現 旭丘高校)の生徒が、しだいに甲種飛行予科練習生に志願していく、当時の空気がよくわかるドラマでした。
原作は、旧制愛知一中卒業生で、のちに教師として母校に赴任した故・江藤千秋さんの『積乱雲の彼方に~愛知一中予科練総決起事件の記録~』です。
私が、参議院選挙の政見放送を収録するためにNHK名古屋放送局を訪れたとき、戦争中の学生の制服のような衣装がたくさん並んでいました。あの衣装がこのドラマに使われていました。
NHK名古屋放送局が製作したすばらしいドラマが終戦記念日という日に全国放送されてとてもうれしくなりました。きっと多くの方に込められた思いが届いたと思います。
※パンフレットは、愛知県立図書館の展示のコーナーにおいてあったものをいただき、掲載させていただきました。