長崎へ原爆が落とされてから65年がたちました。今も被爆者の皆さんや遺族の皆さんを苦しめています。
今年5月7日(日本時間8日未明)、ニューヨークの国連本部で開かれた核不拡散条約(NPT)再検討会議で、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)を代表して長崎市の被爆者の谷口稜曄(すみてる)さん(81)が各国代表に訴えました。
その内容をしっかりと胸に刻んで今後も歩んでいきたいと思います。
パン・ギムン国連事務総長が、被爆者の皆さんが生きている間に核兵器をなくそうと世界に呼びかけていますが、谷口さんはじめ多くの被爆者の皆さんの長年の運動が、世界を動かしつつあるのだと思います。一刻も早く核兵器を廃絶するために力を合わせましょう。
「人間が人間として生きていくためには、地球上に一発たりとも核兵器を残してはなりません。私は、核兵器が、この世から亡くなるのを、見届けなければ、安心して死んでいけません。長崎を最後の被爆地とするため。私を最後の被爆者とするため。核兵器廃絶の声を全世界に。」