もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
くらし守る

【10・03・23】一日中会議(ひとこと:後期高齢者医療制度)/夜は東海市へ応援にいきました

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 3月23日、愛知県委員会で一日中会議でした。国内、国外情勢などを議論しました。

 民主党政権のもとで、75歳以上のお年寄りや65歳以上の障がい者の皆さんを差別する後期高齢者医療制度の廃止が先送りされています。

 廃止を先送りしたので、後期高齢者医療制度の保険料が4月から愛知では平均3660円値上げされます。

 愛知の保険料は、全国で4番目に高くなっています。年額平均で7万7658円。

 一番低いのは、秋田県で3万8110円。

 後期高齢者医療制度は、住んでいる都道府県によっても保険料が違う、格差がある制度です。

 政府は、移行する「新しい制度」をつくるまで後期高齢者医療制度は先送りと言っていますが、「新しい制度」がよくなる保障はどこにもありません。

 厚生労働省の高齢者医療制度改革会議で検討されている後期高齢者医療制度に代わる「新しい制度」案では、65歳以上の高齢者の全員を国民健康保険(国保)に加入させ、65歳以上と65歳未満では別勘定とする費用負担の試算を示しています。

 “これでは後期高齢者医療制度の対象年齢を75歳から65歳に下げただけではないか”という批判の声があがっています。

 後期高齢者医療制度が始まる前の政府の資料では、2015年には、3兆円の医療費の削減を予定し、そのうち2兆円は後期高齢者分で削減しようとしていました。そして、2025年には、8兆円の削減額のうち5兆円が後期高齢者分で医療費を削ろうとしていました。
 
 そもそも後期高齢者医療制度は、医療費を削減するためにつくられた制度です。

 地域のみんなに「お母さん」と呼ばれ、私も大好きな昭和区の90才になる女性は、この制度が始まった時、「少ない年金から介護保険料を引かれて、月に3万7800円しか残らない。そこからさらに後期高齢者医療制度で保険料が引かれる。これでどうやって暮らせというの。この制度で人間としての誇りさえ奪われました」とおっしゃいました。

 また、あるお年寄りからは、「あの戦争の時代、空襲で家族が爆死をした。なんにもないところから苦労してやってきた。なのに後期高齢者医療制度。国は、年寄りは長生きするなといっているんだね」と悲しそうなお顔でおしゃられました。

 私は、お年寄りの誇りを奪うこの制度は、絶対に許すことはできません。

 すみやかに廃止すべきです。そして、医療に対する国庫負担を増やすこと、世界の中でも突出して高くなっている医療費の窓口負担を軽減・無料化することが必要です。

 
 会議では、そのほか、政府が閣議決定した派遣法の「改正」案がザル法になっている問題や、沖縄のアメリカ軍の普天間基地が、迷走し、結局は「県内移設」の押し付けという方向に向かっている問題、核密約の問題、政治とお金の問題など議論しました。

 参議院選挙まで3ヵ月、どうがんばるのか、その方向についても議論しました。

 夜は、東海市へ応援にいきました。
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 毎回書いていますが、おかしな選挙法。もっとオープンな選挙ができるように公職選挙法は改正すべきです。

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