3月6日、国際女性デー愛知県集会に参加し、連帯のごあいさつをさせていただきました。
広島県立大学教授の都留民子さんが講演をされました。劣悪な労働条件を選ばざるを得ない事態をなくすためにも、生活保護や失業給付を充実させることが必要だと改めて思いました。
女性が「パンと権利と平和」を求めて始まった国際女性デー(3月8日)。今年で100年を迎えました。
平和の点では、この100年でみてみると国際的にも「戦争の違法化」がすすみました。軍事同盟はどんどんとなくなり、機能している軍事同盟はあと4つしかない。軍事同盟から平和共同体への流れが広がっています。
しかし、そのなかで日本はいまだにアメリカと軍事同盟を結び、女性の命と尊厳を侵害する戦争に出撃するアメリカ軍に基地とお金を提供しています。来年度予算案でもアメリカ軍への予算は増額されています。
私たちは、どうしてもこの現実を変えなければなりません。
そして、愛知県では女性の平均賃金は、非正規を含めると男性の46.5%しかありません。全国でも下から2番目です。
2009年度版の「男女共同参画白書」では、政治や経済活動への女性の参画を示すジェンダー・エンパワーメント指数について,こう書いています。
他の国と比較して、日本の順位は、先進国の中でも低く,しかも下がっていく傾向にある。日本は、他の国に比べて歩みが遅すぎる。
さらに、日本は、国連女性差別撤廃条約に批准しているのに、実質的にはまったく実行していません。
2009年8月に国連の女性差別撤廃委員会から日本政府に出された勧告は、「本条約が、拘束力のある人権関連文書として、また締約国における女性に対するあらゆる形態の差別撤廃及び女性の地位向上の基盤として重視されていない」など、厳しく批判され、条約の完全実施にもとづく差別の是正を強く求められています。
これを政府に実施させていくのは、私たちが声をあげていくしかありません。
今多くの女性労働者が大企業の横暴に苦しみ、多くの女性が非正規雇用で使い捨ての対象になっています。
真の男女平等を実現するカギは、女性の経済的自立だと私は思っています。
働くルールをつくること、年金の充実や仕事と家庭の両立ができる育児や介護などの制度、障がい者をもった方々の平等と全面参加の実現など社会保障の充実がかかせません。
今、民主党政権は、派遣法の改正案を準備をしています。しかし、働く人を本当に守るものとはなっておりません。製造業への派遣の原則禁止、登録型派遣の原則禁止といっても、結局、抜け道をつくって、ザル法になっています。働く人を本当に守るものにしていかなければなりません。
そして、女性の年金は低すぎます。年金が低くて、必要な医療や介護から排除されています。名古屋市内でも必要な介護が受けられずになくなられた女性の方が、みえました。
先進国としてはずかしいこの状況をなんとしても変えたいです。
女性の尊厳が、いつでも大切にされる、女性も男性もその力が本当に発揮できる社会を実現するために力を尽くす決意です。
控室で、素敵な「コリアンネット」の皆さん、革新・愛知の会代表世話人の水野磯子さん、新日本婦人の会愛知県本部会長の安藤満寿江さん、愛知県障害者(児)の生活と健康を守る連絡協議会 副会長の磯崎明美さん、八田ひろ子さんと写真をとってもらいました。
集会のあと、国際女性デーのシンボルフラワーミモザの花をもって名古屋市女性会館から金山総合駅付近まで元気にパレードしました。
労働者後援会の皆さんのつどい
労働者後援会の皆さんの集まりにも参加をさせていただき、ごあいさつをさせていただきました。
もう少しじっくりと皆さんのお話を聞き、頑張っている皆さんの活動やご要望をいろいろ教えていただきながら交流したかったです。