2月24日、愛知保育団体連絡協議会、愛知県小規模保育所連合会、保育をよくするネットワークなごやの皆さんが、河村たかし名古屋市長にたいして、16時以降の長時間保育にたいする保育料の値上げや、第3子以降(3歳未満児)無料化を廃止することはやめてほしい、と要請しました。
私は、わしの恵子名古屋市議、かとう典子名古屋市議とともに、事前の集会に参加し、要請に同席しました。
子どもたちをつれたお母さん、お父さんがつめかけ、「河村さんのマニフェストには、保育料の値上げはのっていない。どうして保育料の値上げの話がでてきたのか」、「看護師をやっているが、とても16時では仕事は終わらない。保育料の値上げの話を聞いてがく然とした」、「3人目のこの子を産んで、今、育児休暇中です。正規職員で16時に迎えにいけない」、「少子化対策って言っているのに、逆行している」、「渋谷区では、400万円以下の世帯は、保育料を無料にする方向なのに、名古屋市は逆行している」「うちは、年間で76000円の負担増になるんですよ!」など、次々に発言しました。
名古屋市の担当者は、冷たい返事でした。
これにたいして「子どもたちのためにお金を使うのがいけないみたいに言うが、本当にひどい」など怒りの声も出されました。
河村市長の提案では、2010年10月から長時間保育の保育料を平年度ベースで6.0%アップになります。
2010年4月から、第3子以降(3歳未満児)無料制度の段階的廃止をしようとしています。
保育料の値上げのシュミレーションでは、月額22100円→26100円、月額34900円→40900円、月額63400円→72400円など、もともと高い保育料を更に値上げするなんて、本当に許せません。
そして、16時以降も保育所にあずけることへのペナルティーのようにも思えます。子育てしている親は、とりわけ母親は、16時までに迎えに来ることができる仕事につけと言われているようです。これは、男女平等を本当に実現することと逆行するのではないでしょうか?
長時間労働を批判するなら、労働基準法を改正して長時間労働を規制し、仕事と家庭の両立が男女ともできるようにすることこそ必要です。
さらに、河村市長の大企業減税は、上位10社で12億9000万円(08年決算)です。大企業減税をやめれば、子どもたちに予算を回せます。
国の減税措置をすでに受けている大企業にたいして名古屋市も減税するのではなく、子どもたちにこそ予算を使うべきです。