もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
くらし守る

【10・02・16】医療・介護の現場の皆さんの声を国政に届けたい!尾張健友会や友の会の有志後援会「つどい」に参加

カテゴリー:

 
 2月16日夕方から夜にかけて、尾張健友会や友の会の有志後援会の皆さんが「つどい」を開いてくださいました。
 医師の皆さんや看護師の皆さん、医療・介護の現場で働くさまざまな皆さんが参加をしてくださいました。

 後援会会長の朝井哲ニ先生は、反貧困・かけこみ寺での相談活動や医療費が払えない方を診ていることなど話されました。懐を気にしながら病院にいかなくてはいけない現状の問題点や、中断した患者さんなどにすぐに電話をしたり、訪問して、暮らしていくことができるように援助する活動にも力を入れたい、と語られました。そして、「大本の国の政治を変えることが必要。参議院選挙はそのチャンス。がんばろう!」とおっしゃっていただきました。

 先生のお話で胸がいっぱいになってしまい、涙腺がゆるんだまま、私は、決意表明をしました。 
 今度の診療報酬の改定について、現場でどのような影響がでるかについても質問をさせていただきました。

 2010診療報酬の改定については、急性期の医療を拡充しています。
 そのことについては、夜間救急、小児科、産婦人科の先生方は本当に大変で、限界と立ち去っていく先生も多いなかで、署名をとって運動したこともあり、見直しになったと語られました。現場の先生方のそうした運動があったことを知り、胸をうたれました。
 しかし、全体で0・03%しかプラスになっておらず、中小病院へのプラスはほとんどないそうです。2002年からの4回連続のマイナス改定(2002年▲2.7%、2004年▲1.05%、2006年▲3.16%、2008年▲0.82%)で7.53%(2001年対比)も下がってきたことに歯止めをかけたということには評価をするが、その分を改善する内容になっておらず、医療現場としては、10%以上の診療報酬引き上げを行うことを要求していると語られました。
 
 さらに眼科医先生から、「網膜はく離の治療については、10万円診療報酬があがったが、その分患者さんの負担が増える。お金がないので、網膜はく離の手術をしないで、目をつぶすという事態になりかねない。世界の中でも突出して高くなっている医療費の窓口負担を下げなければ、マイケルムーア監督の『シッコ』という映画の通りに日本もなってしまう。日本共産党に医療費の窓口負担の軽減にがんばってほしい」と言われました。
 
 また、別のお医者様からは、「診療報酬があがって、いつもやっている治療でも医療費が高くなることも出てきて、患者さんがあれっと思うのではないかと思う。診療報酬を上げると患者さんに跳ね返ってしまう矛盾がある。介護の分野でもホテルコストなど自己負担が重い。自己負担を減らすためにがんばってほしい。民主党が比例定数80削減と言っているが、小選挙区制だけになるとものすごく危険だと思う。中高生のときに、社会科の先生から小選挙区制は一番国をダメにする制度だと言われたことが頭から離れない」との発言もありました。
 
 また、「リュウマチの治療にたいして点滴や注射で有効な薬があるが、1本何万円もする。本当は、週2回なのに、週1回というケースもある。高すぎる負担が必要な医療を妨げている」などのお話しもありました。
 
 包括支援センターで働く方からは、「息子さんの仕事が不安定という方も見えて、高齢者の年金を当てにする社会になっている。ご家族の精神的な問題を抱えている方や不登校のお孫さんの問題を抱えている方、障がい者も制度で右往左往している。介護の問題だけでなく、家族でさまざまな問題を抱えている。心を開いてもらうのに時間がかかるケースもある。包括支援センターにたどりついた方は、氷山の一角で、まだまだたくさんの方が困っているのではないか」とお話ししてくださいました。
 介護に携わる方は、「4月から介護の認定が低く出るようになった。今までの最低限の生活を支えていたのに、今までどおり利用できなくなるケースが出てきた。ご家族も高齢のケースも多く、介護保険使えれば、体を維持することもできるのに、と思う。利用料の1割負担も減らしてほしい。その人に必要なサービスが使えるように見直してほしい」と語られました。
 
 「5月の核兵器不拡散条約(NPT)の会議が開かれるニューヨークへ行って、核兵器をなくすという新たな世界の流れを学んできたい。しかし、日本は、50年間、全国で行われてきた平和行進をマスコミは全くとりあげない。3万人集まった集会もとりあげない。自由でない社会」などの声も出されました。
 
 医療・介護の現場の皆さんの声をお伺いできる、本当に貴重な時間となりました。皆さん、お忙しいところ、本当にありがとうございました。

© 2010 - 2024 もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)